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灯油ホームタンクの容量の選び方|北海道は490Lが一般的

「灯油ホームタンクの容量は何リットルがいいのかわからない」という人のために、選ぶ際の目安や基準を解説していきます。

お住まいのエリアや暮らしのスタイルなどによって適切な容量は異なるので、自分で購入する容量の目安を決めた後、実際に購入する際に再度ホームセンターなどに相談してみるのがおすすめです。

この記事を書いた人クロノ 工務店で住宅設計・積算を経験、宅建士・外壁診断士・FP2級など専門資格をもつ
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灯油ホームタンクの容量の選び方

最適な灯油ホームタンクの容量は、以下のような住宅・暖房・設備などの様々な条件によって異なります。

・暖房する場所の広さ(リビングだけ?全部屋?)

・暖房機器の大きさや仕様

・給湯設備の熱源(灯油?ガス?電気?)

など

一般的に家庭で設置される灯油ホームタンクの最大容量は490Lですが、490Lは北海道や東北エリアで採用されることが多いです。

環境省が令和2年度に行った「世帯当たり年間エネルギー種別消費量」の調査で、全国平均で1年間に155Lの灯油を消費していることがわかっています。

引用元:環境省|家庭でのエネルギー消費量について

しかし、灯油の消費量は地域によって消費量が大きく違い、下の表のように、北海道や東北は圧倒的に灯油消費量が多いです。(緑色の部分が灯油の消費量)

引用元:環境省|家庭でのエネルギー消費量について

そのため、住宅や暖房のスタイルなどの他にも、冬にどの程度暖房が必要になるかという、地域・天候もプラスして容量を決める必要があります。

北海道の灯油消費量は年間約1,400リットル

日本で1番灯油消費量が多いのは北海道で、北海道消費者協会が令和2年度に行った調査では、戸建世帯で年間1,418リットルとなっています。

暖房・風呂・給湯のエネルギー源に灯油を使っている世帯が圧倒的に多い他、寒い季節の長さや最低気温の低さなどによって、他のエリアよりも消費量が多いのが特徴です。

そのため、北海道エリアでは「490L容量の灯油ホームタンク」を利用している家庭が多くあります。

490Lは、国の基準で決められている防油堤(囲い)を設置しなくてもよいギリギリの範囲の容量です。

灯油ホームタンクの容量だけで考えれば、約1,400リットルが年間で消費されるので、490Lであれば2〜3回ほど給油をすれば良いということになります。

実際には中身がカラになるまで使わず、減った分だけ灯油を足していくので、490Lという大きさの容量でなくても良いのですが、北海道などの寒さが厳しい期間が長いエリアでは、大きな容量のものの方が安心です。

参考元:北海道消費者協会|令和2年度 北海道家庭用エネルギー消費実態調査

灯油ホームタンクは200リットル以上だと届け出が必要

灯油ホームタンクの容量が200リットル以上1,000リットル未満の場合、消防法の「少量危険物貯蔵取扱所」に該当するので、各市区町村の火災予防条例の適用を受けます。

市区町村によって条例の内容が異なるので「(お住まいの市区町村) 灯油タンク」で検索して、最新の情報を確認しましょう。

基本的には200リットル以上の灯油ホームタンクの施工前には、消防署への相談が必要になることを頭に入れておいてください。

灯油ホームタンクの容量は北海道なら490Lが一般的

北海道の他、東北や北陸では灯油ホームタンクを設置して灯油を使っている家庭が多いです。

厳しい寒さが長く続く他、風呂や給湯に灯油を使うスタイルの家庭が多い北海道では490Lを採用するのが一般的となっています。

しかし、北海道内でもエリアや家庭によっては「ガスをメインに使っている」「電気をメインにして、薪ストーブを使っている」などスタイルが違うと灯油の使用量も様々です。

灯油ホームタンクメーカーのサンダイヤでは、490Lの他、90〜200リットルの容量の商品も販売しています。

北海道で採用されている490Lを参考にしながら、お近くのホームセンターや灯油販売会社で、灯油ホームタンクの容量を相談してみるのがおすすめです。

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