水回りリフォームに関する「不幸」とは何か?2つの大きな不安

「水回りのリフォームに関する不幸」は、主に以下の2つが原因です。


- 【工事前の不幸】 リフォームを放置した結果、家や家族が被害を受けるリスク。
- 例えば…シロアリ被害を放置して、木材が食べられてしまい、耐震性が低下してしまったなど。
- 【工事後の不幸】 リフォームを実施したにもかかわらず、失敗や後悔をすること。
- 例えば…リフォームでつくった「段差」につまずき、骨折してしまったなど。



この記事では、この2つの「不幸」を徹底的に分析し、それぞれに今すぐできる具体的な対策を解説します。
水回りリフォームをせず放置することで起きる不幸



リフォームを先延ばしにすることが、最も深刻な「不幸」を引き起こしてしまう可能性があります。その原因と対策を知り、「予防の意識」を持つことが重要です。
- 水漏れや湿気による「構造部の腐敗」
➡️建物が地震に弱くなる、シロアリに建物を支える木材を食べられる!? - カビやダニの発生による「健康被害のリスク」
➡️喘息やアレルギーなど健康被害が起きるリスクが… - 古い設備を使い続けることによる「経済的な損失」
➡️古い設備は水道代や光熱費が高い…?突然のトラブルで高額な修理費用が必要なケースも - 転倒や転落事故が起きる危険がある
➡️階段や玄関で転んで骨折…「あの時リフォームしておけば」と後悔



気になる水漏れなどのトラブルがあれば「不幸だ」と感じる前に、もちろん「不幸だ」と感じている方も、専門業者に相談してみましょう。スマホから簡単に相談できるホームプロ
現地調査前まではメールアドレスと郵便番号だけで利用できるので「まずは情報収集だけしたいんだよな〜」という方にもおすすめです。まずは公式サイトをチェックしてみてください>>ホームプロ公式サイトはこちら


【不幸の原因①】水漏れや湿気による「構造部の腐敗」
雨漏りや内部結露(壁や天井の内部で起こる結露)などによって、建物を支える木材や合板が腐ると、建物の耐震性が低下する可能性もあります。また、木材が濡れた状態が続くと、シロアリ被害も起きやすくなり、木材が食べられてしまうことも。このようなトラブルが発生すると、地震の揺れで被害が出るリスクも高くため、早めの対処が必要です。


起きやすいトラブル
- 建物の強度低下・耐震性の悪化:
- 木材が腐ってスカスカになると、本来の支持力が失われます。
- 柱や梁といった重要な構造材が腐食することで、耐震性が大幅に低下し、地震時の倒壊リスクが高まります。
- カビの繁殖と健康被害:
- 高湿度な環境はカビの温床となり、カビ臭の発生や、アレルギー、喘息などの健康被害を引き起こします。
- シロアリ被害の併発:
- 腐朽菌とシロアリは繁殖条件が似ているため、腐敗している場所はシロアリにとっても好条件となり、被害を加速させます。
- 経済的負担の増大:
- 腐敗が進行し構造部の補修が必要になると、大規模な工事となり、高額な修繕費用が発生します。
構造部の腐敗を防ぎ、家の寿命を延ばすには、早期の点検と適切なメンテナンスが不可欠です。
- 定期的な点検と補修:
- 屋根、外壁、窓枠などのシーリング(コーキング)の劣化を定期的にチェックし、必要に応じて補修することで、雨水の侵入を防ぎます。
- 換気・通気の確保:
- 特に湿気がこもりやすい床下や小屋裏の換気・通気を確保し、乾燥状態を保ちます。
- 結露対策:
- 高断熱・高気密化された住宅では、適切な換気や断熱材の追加で内部結露を防ぐことが重要です。
- 漏水の早期対応:
- 水回りからの漏水に気づいたら、すぐに専門業者に依頼し、水の浸入を止め、湿った箇所を徹底的に乾燥させることが必要です。
【不幸の原因②】カビやダニの発生による「健康被害のリスク」





水回り設備(キッチンなど)からの水濡れや、湿度の高さなどによって、カビやダニが発生するリスクもあります。カビやダニが増えていくと、胞子を吸い込むことで「アレルギーや喘息などの健康被害」を引き起こすリスクもあるでしょう。
水漏れ箇所を直すことで、室内全体の湿度が下がり、カビやダニが繁殖しにくい環境を根本的に作り出します。また、窓や壁・天井などの断熱性を上げることで、結露を発生しにくくできるため、快適な環境をつくりやすくなるでしょう。
- 水漏れが発生している水回り設備を新しいものに交換する
- 窓や壁・天井などの断熱性をリフォームで向上させる(内窓の設置など)
- 湿気を吸収・放出するエコカラットなどの調湿機能を持つ建材を、特に湿気がこもりやすい部屋や収納に採用する。
- ダニの温床になりやすいカーペットや畳を、掃除しやすいフローリングにリフォームすることを検討する
【不幸の原因③】古い設備を使い続けることによる「経済的な損失」





節水機能のないトイレや古い給湯器は、最新設備と比較して水道代・光熱費の無駄遣いが大きくなります。また、小さな故障を放置した結果、緊急で配管全体の交換が必要となり、予算外の大規模な追加出費に繋がることもあるでしょう。
このようなトラブルによる不幸を回避するには、最新の節水トイレや高効率給湯器(エコキュートなど)を導入した場合の光熱費削減効果を業者に試算してもらうなどの方法が有効です。
また、水回り設備をまとめて交換することで、工事費の割引や配管工事の効率化を図り、トータルコストを抑えることが可能です。国や自治体のリフォーム補助金や減税制度を積極的に活用し、実質的な費用負担を軽減しましょう。
【不幸の原因④】転倒や転落事故が起きる危険がある


転倒などの危険は家庭内事故で最も発生率が高く、特に高齢者にとっては骨折や寝たきりの原因となる深刻な「不幸の原因」です。住宅内のわずかな環境要因が、加齢による筋力やバランス能力の低下と相まって、大きな事故につながります。



家庭内で転倒事故が起こりやすい場所のランキングは、データによって多少前後しますが、「庭」に次いで居室・リビング、玄関、階段、寝室、廊下、浴室が主な発生場所となっています。
- 敷居や小さな段差にスロープを設置するか、床をフラットにリフォームする
- 階段、玄関、廊下、浴室、トイレなど、立ち座りや移動が多い場所に手すりを取り付ける
- 階段の段鼻に滑り止めを貼る
- 廊下や階段に足元灯やセンサー付き照明を設置し、夜間の暗闇をなくす
- 濡れる場所(浴室、脱衣所)の床材を滑りにくいものにリフォームする
水回りリフォームの実施による不幸!リフォームで失敗しやすいポイントや対策は?



いざリフォームに踏み切ったのに、「思ったのと違う」「使いにくい」と後悔するのも大きな不幸です。これは主に「業者選びの失敗」と「計画不足」が原因です。
【リフォーム後の不幸の原因①】「業者選びの失敗」によるトラブル





悪徳業者や経験不足の業者に依頼すると、工事の品質、費用、そして精神的な安心感が失われます。
- 不当な追加請求: 見積もりが「一式」表記で曖昧なため、工事中に高額な追加費用を請求されるトラブル。
- 工事品質の欠陥: 配管接続や防水処理が不十分で、数年後に水漏れや不具合が再発する事態。
- アフターフォローの欠如: 担当者と連絡が取れず、工事後の不具合を自費で再修理することになる精神的な消耗。



このような「業者選びの失敗」によるトラブルを回避するには、相見積もりで3社以上の見積もりや対応の質を比較する方法が有効です。
- 見積書は「何にいくらかかるか」が細かくわかるか
- ただ安いだけでなく、あなたの要望(寒さ解消、使いやすさなど)に対してプロとして一番良い解決策を出しているか
- 工事中に見つかる追加費用の可能性について、事前にしっかり説明してくれているか
- 質問に専門用語でなくわかりやすい言葉で答え、メリットだけでなくデメリットも隠さず伝えてくれるか
- 工事が終わった後の保証(何年間、どこまで直してくれるか)が明確か



「何社も業者を見つけるのは面倒!」そんな人におすすめなのが、スマホで簡単に相見積もりができるホームプロ
匿名&無料で利用できる上に、数分で終わる質問に答えるだけで優良業者を紹介してもらえます!まずは公式サイトをチェックしてみてください>>ホームプロ公式サイトはこちら
【リフォーム後の不幸の原因②】動線・レイアウトの失敗
リフォーム後の「動線・レイアウトの失敗」による不幸(後悔)は、「現在の生活習慣」と「将来の変化」に対するシミュレーション不足から生じます。日々の動作に無駄やストレスが生まれ、住み心地が大幅に悪化する原因です。
- シンク、コンロ、冷蔵庫の距離(ワークトライアングル)が広すぎる・狭すぎる
➡️調理中の移動や振り返りの動作が増え、家事効率が大幅に低下し、ストレスになる - ゴミ箱スペースを確保しなかったため、通路にゴミ箱を置き動線を妨害。毎日使う家電のコンセントが遠い。
➡️作業の邪魔になり、キッチンが常に散らかった印象になる - 洗濯機、物干し場、収納(クローゼット)が離れすぎており、洗濯物を持って家の中を何度も往復する必要がある
➡️家事にかかる時間と労力がリフォーム前より増える



このような動線・レイアウトの失敗による後悔を回避するには、専門業者に相談するなどの方法が有効です。
「人の動き」をシミュレーションする:
- プラン決定前に、LDKや水回りで一日の主要な動き(料理、洗濯、掃除、帰宅後の流れ)を図面上で何度も線引きし、問題がないか検証する。
- 紙で家具を原寸大に切り抜いて配置してみるなど、立体的なイメージを持つ。
将来の変化を組み込む:
- 家族構成の変化(子どもの成長、親との同居、介護の可能性)を見据え、通路幅や個室の配置に柔軟性を持たせる。
業者と対話する:
- 担当者に「現在の生活でストレスに感じている動作」を具体的に伝え、それが新しいレイアウトでどう改善されるかを図で示してもらう。
【リフォーム後の不幸の原因③】「設備・素材の選択ミス」による後悔





これは、「デザイン性」や「最新機能」を重視しすぎた結果、日々の「実用性」や「メンテナンス性」を損なうことで生じる問題です。
- 浴室の床や壁に凹凸が多い素材を選んだため、水垢やカビが溜まりやすく、掃除が非常に手間がかかる
- キッチンカウンターや洗面台に濃い色や光沢のある素材を選んだ結果、水滴の跡やホコリ、指紋が驚くほど目立つ
- カタログだけで高さを決め、身長に合わないワークトップ(作業台)を選んでしまった
- 高額な費用をかけて多機能な設備(例:自動洗浄機能、多機能リモコン)を導入したが、結局ほとんど使いこなせていない
- 浴槽を大きくしすぎた結果、お湯を溜めるのに時間がかかり水道光熱費が増加した。または、浴室全体が広すぎて冬場に寒く感じるようになった



このような「設備・素材の選択ミス」による後悔は、「メンテナンス性」を最優先するなどの方法が有効です。
「メンテナンス性」を最優先する:
設備や素材は、デザインよりもまず「汚れにくい」「手入れが簡単」なものを選ぶ。特に水回りは、ショールームで実際に掃除の方法**を聞く。
実物でサイズを確認する:
キッチンや洗面台の高さは、ショールームで実際に立ってみて自分の身体に合っているか確認する。
「使う機能」に絞って投資する:
多機能な設備に惑わされず、本当に日常で使う機能だけを厳選し、その分を素材や断熱など、住まいの土台にお金をかける。
【リフォーム後の不幸の原因④】大幅に予算をオーバーしてしまった
リフォームで予算オーバーとなる原因は、計画段階での見通しの甘さと、工事中の予期せぬトラブルに大別されます。
- 設備や内装材を一つ一つ選ぶ際に、当初の予定より「少し良いもの」を選び続けた結果、最終的に数十万〜数百万円単位で予算をオーバーした。
- 「一式」表記が多く詳細不明瞭な見積もりで契約してしまい、後から追加で必要な工事が判明し、費用が膨らんだ。
- 本体工事費にばかり注目し、解体費、廃棄物処理費、仮住まい費用、諸経費などの付帯費用を低く見積もりすぎた。
- 壁や床を剥がしてみたら、シロアリ被害、木材の腐食、配管の劣化など、図面にはない致命的な欠陥が発見された。
- 工事の途中で仕上がりを見て、「やっぱり間取りを変えたい」「この壁紙の色を変えたい」と施主側から変更を何度も依頼した。
- キッチンや浴室の位置を少し移動しただけなのに、壁内や床下の配管ルート変更が複雑になり、追加工事費や人件費が予想以上に高額になった。



このような予算オーバーによる後悔(不幸)を回避するには、「予算枠」を決めておくなどの方法が有効です。
「予算枠」の徹底と優先順位の設定:
- 絶対に譲れない上限予算を設定し、業者に明確に伝える。
- 優先順位(例:断熱性 >デザイン)を決め、グレードアップは優先度の低い部分から削る覚悟を持つ。
詳細かつ透明な見積もり比較:
- 必ず3社以上から相見積もりを取り、内訳が詳細な見積書(一式表記が少ないもの)を比較する。
- 諸経費や付帯工事費が何に使われるのか、具体的な説明を求める。
予備費(バッファ)を確保する:
- 特に築年数の古い住宅では、構造躯体の問題に備えて総予算の 10∼20% 程度の予備費を確保しておく。
- 予期せぬ追加工事が発生した場合も、その場で業者と費用と内容を必ず確認し、書面で取り交わしてから着工を承認する。
【リフォーム後の不幸の原因⑤】リフォーム前より使い勝手が悪くなった
この不幸は、主に「現在の生活習慣」や「既存の動線」を無視し、理想的なデザインやカタログ上の最新設備を優先した結果起こります。
- 収納スペースは増えたが、すべて引き出し式になり、慣れていた開き戸や棚板の使い勝手が失われた。
- キッチンカウンターを最新の高さにしたが、家族の中で背の低い人には高すぎて使いづらい。または、収納棚の奥行きが深すぎて奥のものが取り出せない。
- 掃除の効率を考えてトイレや洗面台の位置を少し移動したが、以前の無意識の動線とずれたため、毎日不便に感じる。
- 開放的な対面式オープンキッチンにした結果、調理中の油や匂いがLDK全体に広がるようになり、生活空間が汚染される。
- 最新の多機能設備(例:複雑な操作パネルのエアコン、高機能リモコン)を導入したが、操作が複雑すぎて使いこなせない。
- デザイン重視で窓を小さく、または位置を変えた結果、部屋が暗くなり、日中の電気代が増えた。
「現在の生活の不満点」をリストアップする:
- 「ここだけは変えたくない場所」と「ここがストレス」という点を明確にし、業者に伝える。
- リフォーム後の図面を見て、「ここで〇〇をするとき、どう動くか」を具体的に言葉にして確認する。
ショールームで「実演」する:
- 設備を選ぶ際、ただ見るだけでなく、実際に引き出しを開けてみる、調理の動作をシミュレーションしてみるなど、リアルな動きを試す。
「慣れ」を尊重する:
- 大きな間取り変更よりも、既存の動線を活かした微調整で不満点を解消できないか検討する。特に長年住み慣れた家では、慣れた動線を維持することも快適性の重要な要素と認識する。
【まとめ】水回りリフォームを「幸福」に変える行動



リフォームを後悔で終わらせないためには、早期の計画と専門家の活用が不可欠です。水漏れやカビ、使い勝手への不満は放置せず、問題が小さいうちに実績豊富な専門業者に相談しましょう。
壁や床下に隠れたシロアリ被害や構造の腐食を早期に発見・対処することで、後の高額な追加費用と工期遅延を防げます。また、最新のデザインや機能に惑わされず、掃除のしやすさ、家族全員が使いやすい動線・高さを最優先でプランに組み込んでもらうことが重要です。
複数の業者から詳細な見積もりを取り、費用の内訳と保証内容を徹底比較し、予備費を確保する堅実な行動こそが、リフォームを「不幸」から「長く続く快適」へと変える鍵となります。



「何社も業者を見つけるのは面倒!」そんな人におすすめなのが、スマホで簡単に相見積もりができるホームプロ
匿名&無料で利用できる上に、数分で終わる質問に答えるだけで優良業者を紹介してもらえます!まずは公式サイトをチェックしてみてください>>ホームプロ公式サイトはこちら
ホームプロがおすすめ