イオンのリフォームで外壁・屋根塗装はあり？費用相場・評判・メリットを完全網羅

1. イオンの外壁・屋根塗装の費用相場

イオンの外壁・屋根塗装の費用は、30坪の建物で161.7万円〜が目安です。建物の大きさや塗料の種類によって費用が変動します。

建物の大きさ	ラジカル抑制遮熱塗料	アクリルシリコン塗料
30坪	174.9万円	161.7万円
35坪	188.1万円	172.7万円
40坪	200.2万円	183.7万円

標準工事に含まれるもの

仮設足場、ネット養生、高圧洗浄（外壁・屋根）、外壁塗装、屋根塗装、軒天・破風塗装、水切り塗装、雨戸塗装（2箇所）、雨どい塗装、シーリング処理（サイディングの場合）

標準工事に含まれないもの

カーポート他屋根および付帯物の脱着、モルタル下地の場合のシーリング処理、木部・鉄部の塗装、屋根足場、下地処理、架空電線への防護措置

注意点：

上記はあくまで目安です。外壁の劣化状況、足場の組みやすさ、付帯部（雨樋や軒天など）の塗装範囲によって変動します。

イオンの費用は「やや高め」？ その理由とは

地元の塗装専門店に直接依頼する（直発注）場合と比較すると、イオンの価格設定は一般的に1割〜2割程度高くなる傾向があります。

この価格差には、単なる工事費だけでなく、大手ならではの「安心料」や「管理費」が含まれているからです。また、後述する「WAONポイント還元」や「無金利ローン」などの金銭的メリットを加味すると、実質的な負担額の差は縮まります。

2. イオンのリフォーム（外壁塗装）の仕組みとは？

費用の中身を理解するために、イオンのリフォームがどう運営されているかを知っておく必要があります。 ここを理解していないと、「思ったより高かった」「担当者と話が食い違った」というトラブルにつながります。

イオンは「窓口」であり、施工は「提携業者」

イオンのリフォームにおける立ち位置は、あくまで「販売窓口（元請け）」です。 実際に足場を組み、塗装作業を行うのは、イオンではありません。イオンの厳しい審査基準をクリアした「地元の提携塗装店（下請け）」が施工を担当します。

• 契約・支払い・保証： ユーザー ⇔ イオン
• 実作業・現場管理： 地元の協力業者

価格に含まれる「安心」のコスト

前章で触れた「費用がやや高めになる理由」は、この仕組みにあります。 地元の業者が提示する「工事原価」に、イオン側の以下の費用が上乗せされます。

1. 運営管理費： トラブル時の対応や保証体制の維持
2. 営業経費： 店舗の維持費や広告宣伝費
3. 中間マージン： 元請けとしての利益

つまり、高い分の金額は「イオンという看板の保証」「業者選定の手間を省く代行費」「万が一のトラブル回避」に対して支払っていると考えるのが正解です。

3. イオンで外壁塗装をする「5つのメリット」

「少し高くてもイオンを選ぶ」人が多いのには、明確な理由があります。他社にはない、イオンならではの強みをご紹介します。

① 圧倒的な「安心感」と「ブランド力」

外壁塗装業界は、残念ながら「手抜き工事」や「訪問販売による高額請求」などのトラブルが後を絶ちません。 「どこの業者を信じればいいかわからない」という方にとって、「イオンに頼めば、詐欺や夜逃げのような変なことにはならない」という安心感は何物にも代えがたい価値です。 万が一施工トラブルが起きても、逃げ隠れできない超大企業が相手であることは、最強の保険となります。

② WAONポイントが貯まる・使える

イオンユーザーにとって最大の魅力がこれです。 外壁塗装は100万円単位の大きな買い物。リフォームの支払いでイオンカードが使えれば、実質的な値引き効果が非常に大きくなります。

• 例： キャンペーン等でポイント還元率が高い時期なら、数万ポイントが一気に貯まることも。
• 日常の買い物で貯めたポイントを、工事代金の一部に充てることも可能です。

③ イオンカードや無金利ローンの活用

イオンカードでの支払いが可能なほか、定期的に開催される「金利手数料0円（無金利）リフォームローン」キャンペーンが強力です。 通常、銀行のリフォームローンは数%の金利がかかります。例えば100万円を借りる場合、金利だけで数万円〜十数万円の差が出ます。これをイオンが負担してくれるなら、見積もり額が多少高くても、総支払額ではお得になるケースがあります。

④ 明確な「定額制」パッケージがある場合も

店舗や時期によりますが、イオンでは「外壁塗装パック」として、足場代や洗浄代、塗料代をコミコミにしたパッケージ商品を展開していることがあります。 「追加料金が怖い」「見積もりが複雑でわからない」という不安を解消しやすい、明朗会計な料金体系です。

⑤ 買い物のついでに打ち合わせができる

リフォームの打ち合わせは複数回に及びます。 わざわざ工務店に出向くのは億劫ですが、イオンなら「週末の買い出しのついで」に家族全員で相談に行けます。奥様やお子様連れでも行きやすい環境は、イオンならではのメリットです。

4. 知っておくべき「デメリット」と注意点

公平な判断のために、デメリットについても包み隠さず解説します。

① 施工品質は「提携業者」の腕次第？

イオンには厳しい加盟店審査がありますが、実際に現場に来る職人さんの腕は、担当する業者によってバラつきが出る可能性があります。 「イオンだから全員が一流職人」とは限りません。ただし、イオンの名を背負っている以上、極端に質の悪い業者は排除されるシステムにはなっていますし、施工後の完了検査もしっかり行われます。

② 専門的な提案力は担当者による

イオンの店舗にいる受付スタッフは、必ずしも「塗装のプロフェッショナル（一級塗装技能士など）」とは限りません。 「この外壁材にはこの塗料がベスト」といった専門的な判断や、複雑な雨漏り修理の提案などを求めた場合、即答できずに確認作業で時間がかかることがあります。

5. イオンのリフォームの評判・口コミ（リアルな声）

ネット上やSNSで見られる、イオンのリフォームに関する代表的な口コミを分析します。

良い口コミ・評判

• 「対応が丁寧で安心できた」 大手らしく接客マナーが教育されており、強引な営業がないことに好感を持つ声が多いです。
• 「買い物ついでに寄れるのが本当に楽」 忙しい共働き世帯などから、アクセスの良さが評価されています。
• 「WAONポイントが大量についた」 ポイント還元を実感しているユーザーの満足度は高いです。「実質的な値引き」として捉えられています。
• 「金利0円キャンペーンが決め手だった」 資金計画が立てやすかったという声も多数。

気になる口コミ・評判

• 「見積もりが他社より高かった」 やはり相見積もりを取った結果、地元の専門店より高かったという声はあります。
• 「下請け業者との連携がいまいちだった」 「営業担当に伝えた細かい要望が、現場の職人に伝わっていなかった」という、伝言ゲームのようなトラブルの口コミも散見されます。

6. イオンvsホームセンターvs地元塗装店 比較表

どこに頼むのが正解か、業態別に比較してみましょう。

比較項目	イオン (GMS)	ホームセンター	地元塗装専門店
費用	やや高い	普通〜やや安い	安い (直販)
信頼感・保証	◎ (大手保証)	◯ (大手保証)	△ (店による)
提案力	◯ (標準的)	◯ (標準的)	◎ (専門的)
施工品質	安定 (管理あり)	バラつきあり	ピンキリ (選定重要)
特典	WAON / 無金利	ホームセンターP	特になし

結論：

• イオン： 多少高くても「安心」「ポイント」「ローン優遇」を取りたい人。
• ホームセンター： 近くにあり、資材などを見て決めたい人。
• 地元専門店： 自分で優良業者を見極める自信があり、コスパを最優先したい人。

7. イオンで外壁塗装を依頼するまでの流れ

実際にイオンで依頼する場合のステップは以下の通りです。

1. 来店・相談 イオンモール内のリフォームコーナーへ行き、相談します。図面や家の写真があるとスムーズです。
2. 現地調査（無料） 提携しているプロの業者が自宅を訪問し、外壁の劣化状況や面積を正確に測ります。
3. 見積もり・プラン提案 調査結果に基づき、イオンの担当者から見積もりと塗料プランの提案を受けます。
4. 契約 内容に納得したら契約を結びます。ここでWAONカードやイオンカードの出番です。
5. 色決め・近隣挨拶 詳細な色を決め、工事前に近隣への挨拶を行います（多くの場合、業者も同行または代行してくれます）。
6. 着工〜完了・検査 足場設置、洗浄、塗装、完了検査を経て引き渡しとなります。
7. アフターサービス イオンの保証書が発行されます。

8. イオンでのリフォームで「失敗しない」ための3つの鉄則

イオンブランドへの信頼は大切ですが、任せきりにしてはいけません。後悔しないために、以下の3点を必ず守ってください。

① 必ず「相見積もり」を取る

冒頭で費用相場をお伝えしましたが、実際の家の形状によって価格は変わります。 イオンの見積もりが適正かどうかを知るには、比較対象が必要です。 地元の塗装店や、他のリフォーム会社からも見積もりを取りましょう。「イオンさんは高いけど安心」「意外とイオンさんも頑張ってくれた」といった判断基準が生まれます。 「他社でも見積もりを取っている」と伝えることで、イオン側の見積もりが適正価格（または値引き対応）になる可能性もあります。

② 担当者とのコミュニケーションを密にする

イオンの営業担当者と、実際に来る職人の間に認識のズレが生じないよう、重要な要望（色の指定、塗らないでほしい場所など）は「書面（打ち合わせ記録）」に残してもらうようにしましょう。「言った言わない」のトラブルを防ぐ最良の方法です。

③ キャンペーン時期を狙う

急ぎでなければ、「リフォームローン金利0円」や「ポイント〇倍」などのキャンペーン開催時期に合わせて契約することをお勧めします。これで「費用が少し高い」というデメリットをカバーできます。

9. よくある質問（FAQ）

Q. 見積もりだけでもWAONポイントはつく？ A. 基本的には「契約・支払い」に対して付与されます。見積もり作成自体は無料の場合がほとんどです。

Q. 保証期間はどれくらい？ A. 使用する塗料やプランによりますが、一般的に5年〜10年の保証がつきます。万が一、施工業者が廃業してもイオンの保証が残るのは大きな強みです。

Q. 途中で追加料金はかからない？ A. 基本的には契約時の金額で行われます。ただし、足場を組んで初めてわかる「内部の深刻な腐食」などがあった場合は、相談の上で追加工事が必要になることがあります。これはどの業者でも同じです。

10. まとめ：イオンの外壁塗装はこんな人におすすめ！

最後までお読みいただきありがとうございます。 イオンのリフォームでの外壁塗装について、費用相場を中心に解説してきました。

結論として、イオンでの外壁塗装は以下のような方に特におすすめです。

【イオンの外壁塗装がおすすめな人】

• 「知らない業者と関わるのが怖い。大手企業に守ってほしい」という安全志向の方。
• 「WAONポイントを貯めている」「イオンカードを持っている」というイオン経済圏の方。
• 「資金計画を楽にしたい（無金利ローンを使いたい）」という方。
• 「買い物のついでに気軽に打ち合わせを済ませたい」という忙しい方。

外壁塗装は、家の寿命を延ばす大切なメンテナンスです。 「イオン」という選択肢は、現代の忙しい家庭にとって「安心と利便性を買う」という意味で非常に理にかなった選択と言えます。

まずは、次回の買い物のついでにリフォームコーナーに立ち寄り、パンフレットを手に取ってみることから始めてみてはいかがでしょうか？ そして、その際は必ず他社との比較検討（相見積もり）も忘れずに行い、納得のいく最高のリフォームを実現してくださいね。