「ホームセンターのリフォームは安い」というチラシを見て、気軽に相談を考えていませんか?
カインズ、コーナン、コメリ、ロイヤルホームセンターなど、大手ホームセンターの多くがリフォーム事業を展開しています。知名度が高く、気軽に相談できるのが魅力ですが、「安さ」だけで選ぶと後悔する可能性があります。
この記事では、ホームセンターのリフォームを検討している方に向けて、知っておくべき7つのデメリットを詳しく解説します。実際のユーザーの口コミや、専門業者との価格比較も交えながら、ホームセンターリフォームの実態をお伝えします。
結論:ホームセンターのリフォームは小規模工事向き
まず結論からお伝えします。
ホームセンターのリフォームは、トイレや洗面台などの設備交換など、小規模な工事には適していますが、大規模リフォームや品質重視の方には向いていません。
なぜ小規模工事向きなのか?
- 設備機器を安く仕入れられる強みがある
- 簡単な工事なら下請け業者でも対応できる
- 気軽に相談できる店舗の利便性
なぜ大規模リフォームに向かないのか?
- 中間マージンが10〜20%発生し、総額が高くなる
- 施工は下請け業者で、品質にバラつきがある
- 保証期間が短い(1〜2年が多い)
- 専門的な提案力が弱い
それでは、具体的なデメリットを詳しく見ていきましょう。
デメリット1:中間マージンで総額が高くなる
ホームセンターのリフォーム最大のデメリットが「中間マージン」の存在です。
中間マージンの実態
ホームセンターは窓口となって受付をするだけで、実際の工事は提携している下請け業者が行います。この際、ホームセンターは仲介手数料として約10〜20%の中間マージンを取ります。
具体例
100万円のリフォームの場合:
- 実際の工事費:80万円
- ホームセンターの手数料:20万円(20%)
- 依頼者が支払う総額:100万円
つまり、20万円は工事ではなく「紹介料」として消えてしまうのです。
実際の価格比較
実際にホームセンターと専門業者で価格を比較した事例があります。
外構工事(アプローチの乱形石)の比較
- ホームセンター(コメリ):10㎡あたり約34万円(1㎡あたり3.4万円)
- リフォーム専門業者:10㎡あたり約29万円(1㎡あたり2.9万円)
- 差額:5万円(専門業者の方が安い)
- 相見積もりで最も安かった業者:10㎡あたり約27万円
- ホームセンターとの差額:7万円以上
なぜ「安い」と言われるのか?
ホームセンターが「安い」と言われる理由は、次の2点です。
- 設備機器の仕入れ値が安い:大量仕入れで設備本体は確かに安い
- 型落ち品を使用:最新機種ではなく、型落ちした建材を使うことで価格を抑えている
ただし、機器本体が安くても、中間マージンが加算されるため、総額では専門業者より高くなることが多いのです。
デメリット2:施工品質にバラつきがある
ホームセンターのリフォームは、施工品質が安定しないという問題があります。
なぜバラつきが生じるのか?
理由1:実際の施工は下請け業者が行う
ホームセンターの社員が直接施工するのではなく、基本的には下請け業者へ工事を外注します。店舗やタイミングによって、どの業者が来るかが異なるため、仕上がりにバラつきが生じます。
理由2:下請け業者の選定基準が緩い
ホームセンターから依頼を受けてリフォームに来る業者は、厳しく審査されていないため、業者のレベルにバラつきがあります。
腕の良い職人は引く手あまたなので、わざわざ安い値段(中間マージンを引かれた金額)で仕事を引き受けません。そのため、安くても仕事を引き受けざるを得ない技術力の低い業者が担当することもあります。
実際のトラブル事例
事例1:塗装工事の不備(外構)
ある利用者が高齢の両親の鉄製の塀の塗装をホームセンターに依頼したところ、次のような問題が発生しました。
- 塗り残し箇所が多かった
- 門落としを上部に固定したまま塗り固められ、下げることができなくなった
- サビによる穴が開いている箇所を処置せずに塗装
- 数年後、鉄柱内部に水が溜まって腐食が進行
最初の塗装工事の段階で適切に処置していれば防げた問題でした。
事例2:細かい仕上げの不満
コーナンでキッチンリフォームを依頼した方の口コミ: 「施工はスムーズだったが、工事後の細かい仕上げに少し不満があった」
品質の均一性がない
全国展開のホームセンターでも、店舗ごとに提携している下請け業者が異なるため、「A店は良かったが、B店は悪かった」という状況が起こり得ます。
知名度や規模と、リフォーム工事への安心感は必ずしも比例しないのです。
デメリット3:担当者の専門知識が不足している
ホームセンターの担当者は、リフォームの専門家とは限りません。
担当者の実態
- ホームセンターの社員とは限らない(派遣やパートの可能性も)
- リフォームについて詳しくない担当者もいる
- 対応してくれる担当者によって知識に差がある
提案力の弱さ
よくある問題
- こちらの要望を聞くだけで終わり
- 「もっとこうした方が良い」という専門家としてのアドバイスがない
- 「一緒にここもリフォームした方が良い」という提案がない
- 特徴のない、マニュアル通りの提案しかできない
対策
ホームセンターに相談する場合は、ある程度「自分でリフォームの知識」を持って相談するのがおすすめです。受け身で任せると、最適な提案を受けられない可能性があります。
専門業者との違い
リフォーム専門業者や工務店の場合:
- 現地調査時に専門的な質問ができる
- プロの視点からのアドバイスがもらえる
- ライフスタイルに合わせた提案をしてくれる
- 将来を見据えた計画を立ててくれる
デメリット4:保証期間が短い
ホームセンターのリフォームは、保証期間が短いというデメリットがあります。
一般的な保証期間
ホームセンター
- 工事保証:1〜2年が多い
- ロイヤルホームセンターの例:工事保証1年
リフォーム専門業者
- 工事保証:5〜10年が一般的
- 第三者保証を採用している業者も多い
保証内容の確認が重要
知名度が高いからといって、保証体制が整っているとは限りません。
確認すべきポイント
- 保証期間はどれくらいか?
- 保証対象は何か?(設備機器のみか、工事全体か)
- 自社保証か、第三者保証か?
- アフターサービスの内容は?
「たぶん大丈夫だろう」というのは危険です。知名度があっても、しっかり確認することを忘れてはいけません。
第三者保証の重要性
自社保証だけの場合、万が一ホームセンターや下請け業者が廃業すると、保証を受けられなくなります。
第三者保証を採用している業者なら、施工会社が倒産しても第三者機関が工事を引き継いで保証してくれます。
デメリット5:大規模リフォームには不向き
ホームセンターは小規模リフォームを得意としており、大規模リフォームには向いていません。
ホームセンターが得意な工事
- トイレの交換
- 洗面台の交換
- キッチンの交換(設備のみ)
- ビルトインコンロの交換
- 外構の小規模工事
- 物置設置
ホームセンターが苦手な工事
- 住まい全体のリフォーム
- 間取り変更を伴うリフォーム
- 耐震補強など構造に関わる工事
- デザイン性を重視したリフォーム
- 複雑な電気・配管工事
なぜ大規模リフォームに不向きなのか?
- トータルコーディネート力が弱い
- 各設備を個別に扱うことが多く、全体の調和を考えた提案が難しい
- 専門的な技術力が不足
- 構造計算や耐震診断などの専門知識を持つ担当者が少ない
- 工事管理体制が不十分
- 複数の工程を管理する体制が整っていない
工事内容によって依頼先を選ぶ
- 小規模リフォーム:ホームセンター、地元の工務店、設備会社
- 大規模リフォーム:大手ハウスメーカー、リフォーム専門業者、設計事務所
デメリット6:支払い方法が不便(前払いが多い)
ホームセンターのリフォームは、支払い方法に制約があることが多いです。
前払いが原則
ロイヤルホームセンターの例
- 料金支払いは原則前払い
- 工事完了前に全額を支払う必要がある
前払いのリスク
- 工事が完了する前に支払うため、手抜き工事を防ぐ抑止力が弱い
- 万が一、業者が倒産したら返金されない可能性がある
- 仕上がりに不満があっても、既に支払い済み
一般的な支払い方法との違い
リフォーム専門業者の場合
- 契約時:10〜30%
- 中間金:30〜50%
- 完成時:残金
工事の進捗に合わせて支払うため、品質を確認しながら進められます。
デメリット7:最新製品の展示が少ない
ホームセンターには常に新しい最新製品が展示されていると思われがちですが、そうとは限りません。
展示品の実態
- 型落ち品が多い
- メーカーショールームほど豊富ではない
- 最新機種の取り扱いが遅い
なぜ型落ち品が多いのか?
ホームセンターは「安さ」を追求するため、型落ち品を大量に仕入れて販売します。最新機種より価格を抑えられるためですが、次のリスクがあります。
型落ち品のリスク
- 数ヶ月以内に欠陥が見つかる恐れ
- 修理部品の供給が短い
- 最新の省エネ性能を享受できない
最新製品を検討したい場合
メーカーのショールームに行く方が、最新製品を実際に見て、詳しい説明を受けられます。
ホームセンターのリフォームが向いている人
デメリットを理解した上で、ホームセンターのリフォームが向いている人を整理します。
向いている人
次のような方には、ホームセンターのリフォームが適しています。
- 小規模な設備交換のみ
- トイレ交換、洗面台交換など
- 特別な工事を伴わない簡単な交換
- 予算を最優先したい
- 品質より価格を重視
- 設備機器の型落ち品でも問題ない
- 気軽に相談したい
- ショールームに行くのはハードルが高い
- 買い物ついでに相談したい
- リフォームの知識がある程度ある
- 自分で要望を明確に伝えられる
- 専門業者の提案を待たなくても良い
向いていない人
次のような方には、ホームセンターのリフォームは向いていません。
- 大規模リフォームを検討
- 間取り変更、全面リフォーム
- 複数箇所の同時リフォーム
- 品質を重視したい
- 仕上がりの美しさにこだわる
- 長期保証が欲しい
- 専門的な提案が欲しい
- プロのアドバイスを期待
- トータルコーディネートをお願いしたい
- 最新設備を導入したい
- 型落ち品ではなく、最新機種を使いたい
ホームセンター以外の選択肢
ホームセンターのデメリットが気になる方は、次の選択肢を検討しましょう。
選択肢1:地元のリフォーム専門業者
メリット
- 中間マージンが発生しない
- 専門的な提案力がある
- 品質が安定している
- 長期保証が期待できる
デメリット
- ホームセンターより価格が高い場合もある
- 業者選びに時間がかかる
おすすめな人:品質重視、専門的な提案が欲しい
選択肢2:地元の工務店
メリット
- 地域の信頼を得て長く営業
- 小回りが利き、柔軟な対応
- 職人と直接やり取りできる
デメリット
- デザイン性は大手より劣る場合がある
おすすめな人:地元の信頼できる業者に依頼したい、費用を抑えたい
選択肢3:リフォーム一括見積サイト
メリット
- 複数の業者から一度に見積もりを取れる
- 比較検討しやすい
- 悪徳業者を排除している
代表的なサイト
- ホームプロ
- リショップナビ
- ハピすむ
おすすめな人:複数業者を比較したい、信頼できる業者を探したい
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失敗しないための3つのポイント
ホームセンターのリフォームで失敗しないために、次の3つのポイントを押さえましょう。
ポイント1:必ず相見積もりを取る
ホームセンター1社だけで決めず、必ず他の業者とも比較しましょう。
推奨する見積もり社数
- ホームセンター:1〜2社
- リフォーム専門業者:2〜3社
- 合計:3〜5社
相見積もりすることで、次のメリットがあります。
- 適正価格が分かる
- ホームセンターの中間マージンの実態が見える
- 各社の提案内容を比較できる



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ポイント2:保証内容を必ず確認する
見積書を見る際は、価格だけでなく保証内容も必ず確認してください。
確認項目
- 保証期間(1年? 5年? 10年?)
- 保証対象(何が保証されるか)
- 自社保証か第三者保証か
- アフターサービスの内容
ポイント3:小規模工事に限定する
ホームセンターに依頼する場合は、次の工事に限定することをおすすめします。
適している工事
- トイレ交換
- 洗面台交換
- ビルトインコンロ交換
- 小規模な外構工事
避けるべき工事
- 間取り変更を伴うリフォーム
- 複数箇所の同時リフォーム
- 構造に関わる工事
- デザイン性を重視したリフォーム
よくある質問
ホームセンターのリフォームに関するよくある質問をまとめました。
Q1. ホームセンターのリフォームは絶対にダメですか?
いいえ、絶対にダメではありません。
小規模な設備交換など、簡単な工事であればホームセンターでも問題なく対応できます。実際に満足しているユーザーもたくさんいます。
ただし、デメリットを理解した上で、相見積もりを取って比較検討することが重要です。
Q2. カインズ、コーナン、コメリのどれがおすすめですか?
ホームセンターリフォームランキングでは「1位カインズ、2位コーナン、3位コメリ」となっています。
ただし、店舗ごとに提携している下請け業者が異なるため、「A店は良かったが、B店は悪かった」という状況が起こり得ます。
ブランドだけで選ばず、実際に店舗で相談して担当者の対応を確認しましょう。
Q3. ホームセンターと専門業者、どれくらい価格差がありますか?
工事内容によりますが、外構工事の事例では専門業者の方が5〜7万円安かったというデータがあります。
設備機器本体はホームセンターの方が安いことが多いですが、中間マージン(10〜20%)が加算されるため、総額では専門業者より高くなることがあります。
Q4. 型落ち品を使われると何が問題ですか?
型落ち品自体が悪いわけではありませんが、次のリスクがあります。
- 最新の省エネ性能を享受できない
- 修理部品の供給期間が短い
- 数ヶ月〜1年で不具合が見つかる可能性
最新機種を使いたい場合は、メーカーショールームで確認してから選びましょう。
Q5. 保証が1年しかない場合、どうすればいいですか?
保証期間が短い場合は、次の対策を検討してください。
- 延長保証に加入(有料の場合が多い)
- 第三者保証のある業者を選ぶ
- 保証期間が長い専門業者と相見積もり
リフォームは長期間使うものなので、保証期間は重要な判断基準です。
まとめ:ホームセンターのリフォームは小規模工事限定で
ホームセンターのリフォームの7つのデメリットをまとめます。
7つのデメリット
- 中間マージンで総額が高くなる(10〜20%)
- 施工品質にバラつきがある(下請け業者の技術力に差)
- 担当者の専門知識が不足している(提案力が弱い)
- 保証期間が短い(1〜2年が多い)
- 大規模リフォームには不向き(トータルコーディネート力が弱い)
- 支払い方法が不便(前払いが多い)
- 最新製品の展示が少ない(型落ち品が多い)
ホームセンターのリフォームを選ぶ際のポイント
- 小規模な設備交換に限定する
- 必ず相見積もりを取る(3〜5社)
- 保証内容を必ず確認する
- 専門業者とも比較検討する
最後に
ホームセンターのリフォームは、「安さ」と「気軽さ」が魅力ですが、それだけで選ぶと後悔する可能性があります。
特に、中間マージンの存在により、実際には専門業者より高くなることもあるという事実を知っておくことが重要です。
賢い選択のために
- この記事のデメリットを理解する
- 相見積もりで価格と品質を比較する
- 小規模工事に限定してホームセンターを利用する
- 大規模リフォームは専門業者に依頼する
この記事の内容を参考に、後悔のないリフォーム業者選びをしてください。理想の住まいを実現するために、適切な業者を選びましょう!



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