スパージュとLクラス、結論から言えば「目的が違う」製品
「スパージュとLクラス、どちらがいいか」という質問はリフォームの現場でもよく受けます。
結論からお伝えすると、この2つはそもそも目指している方向性が異なるハイグレード浴室です。
リクシルのスパージュは「肩湯・打たせ湯・ベンチカウンター」といった温浴・リラクゼーション機能を最大限に楽しむことを重視した製品。
一方、パナソニックのLクラスは美肌・美容機能とスタイリッシュなデザイン性に強みを持つ製品です。
どちらも国内最高級グレードのユニットバスですが、「お風呂に何を求めるか」によって選ぶべき製品は変わります。
この記事では、リフォームのプロ目線で2つの製品を細かく比較し、あなたに合った選択ができるよう解説します。
スパージュとはどんな製品か
スパージュ(SPAGE)はリクシル(LIXIL)のユニットバス最上位グレードで、「お風呂を愛する国のバスルーム」というコンセプトのもと、日本人のお風呂文化に根ざした体感型リラクゼーションを追求した製品です。
メーカー希望小売価格(本体のみ・税別)は戸建て用で約120万円〜、マンション用で約130万円〜です。
工事費を含めた実際のリフォーム総額は160万円〜250万円程度が目安になります。
Lクラスとはどんな製品か
Lクラスバスルームはパナソニックのユニットバス最上位グレードで、「徒歩30秒の楽園(リゾート)」をコンセプトに、デザイン性と美容機能を兼ね備えた製品です。
1坪(1616)サイズの標準プランで本体定価は約216万円〜となっており、スパージュと同じ最高級帯の価格帯に属します。
工事費込みの総額は220万円〜300万円超になるケースも珍しくありません。
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浴槽の素材・質感の違い
浴槽は毎日直接肌が触れる部分であり、素材の違いは使い心地に直結します。
2つの製品で使われている浴槽素材には明確な違いがあります。
スパージュの浴槽:人造大理石「グランザ」
スパージュの浴槽には、LIXILが最高級と位置づける人造大理石「グランザ」が使われています。
アクリル鏡面仕上げの透明層と光を通す半透明層が組み合わさった構造で、大理石のような深みのある光沢と滑らかな肌触りが特徴です。
カラーはパールホワイト・パールブラック・パールグレーなどの上質なバリエーションがあり、照明との組み合わせで非日常的な空間を演出します。
Lクラスの浴槽:スゴピカ素材(有機ガラス系人造大理石)
Lクラスの浴槽にはパナソニック独自の「スゴピカ素材(有機ガラス系人造大理石)」が採用されています。
撥水・撥油成分を素材に配合することで、水アカや皮脂汚れが非常につきにくく、軽く拭くだけでキレイな状態を保てるのが最大の強みです。
スパージュのグランザが「見た目の高級感と質感」を重視しているのに対し、Lクラスのスゴピカ素材は「美しさを長く保つお手入れのしやすさ」に強みがあると言えます。
リラクゼーション機能の違い:最も大きな差がここにある
2つの製品の差がもっとも際立つのが、リラクゼーション機能の方向性です。
ここが「どちらを選ぶか」の判断において最重要のポイントになります。
スパージュの強み:肩湯・打たせ湯・アクアタワー
スパージュの代名詞と言えるのが「アクアフィール(肩湯・肩ほぐし湯・腰ほぐし湯)」です。
浴槽の背面から出るお湯が肩や腰をやさしく包み、半身浴中でも上半身が冷えない温浴体験ができます。
さらにオプションの「アクアタワー」ではオーバーヘッドシャワー(頭上から降り注ぐシャワー)と打たせ湯を自宅で体験でき、まるで温泉旅館のような感覚です。
長風呂が好き・肩こりや冷え性が気になる・温泉好きという方にとっては、スパージュの機能は他に代えがたい強みになります。
Lクラスの強み:リゾートバブルと酸素美泡湯
Lクラスが誇るリラクゼーション機能は「リゾートバブル」です。
浴槽内の底面から噴出する大きな泡が全身をまんべんなく刺激するジャグジーのような感覚で、肩・腰だけでなく太ももやふくらはぎまで全身同時に癒やすことができます。
また、パナソニック独自の「酸素美泡湯」はミクロサイズの酸素を含む泡が肌に吸着し、保湿・温浴効果を高める美容機能です。
冷え性・乾燥肌・美肌ケアを重視する方にはLクラスが向いています。
ただしスパージュのような肩湯機能はLクラスには搭載されていないため、この点は注意が必要です。
壁パネル・デザインの違い
最高級グレードだけあり、どちらも壁パネルの選択肢は豊富ですが、ラインナップの特徴には違いがあります。
スパージュの壁パネル:タイル・セラミックが選べる唯一の製品
スパージュの壁パネルは「グランクラス・プレミアムⅡクラス・プレミアムⅠクラス・ハイクラス・ベーシッククラス」の5段階のグレード構成になっています。
最大の特徴は、国産ユニットバスの中で唯一、本物のタイルやセラミックパネルを壁に採用できる点です。
最高グレード「グランクラス」では大判セラミックタイルや本タイル張りが選べ、「ユニットバスっぽさ」を感じさせない、ホテルや高級旅館のような本物の質感を自宅のお風呂で実現できます。
全38種類のカラーバリエーションがあり、ラメ・パール・モザイクタイル・天然木調・天然石調など、インテリアのこだわりを持つ方にも十分応えられるラインナップです。
Lクラスの壁パネル:スタイリッシュでモダンなデザイン
Lクラスの壁パネルはタイルや本セラミック素材の選択肢はありませんが、石目調・木目調・ヒノキ調など上質な素材感を再現したパネルが豊富で、スタイリッシュでモダンな浴室空間を作りやすいのが特徴です。
特にヒノキ柄パネルは天井・壁・暖房換気乾燥機まで統一できるため、和モダンな温泉宿のような雰囲気を演出したい方に高い人気があります。
パナソニック独自の照明設計と組み合わせることで、デザインの完成度が高い空間になります。
照明機能の違い
浴室の雰囲気を左右する照明機能も、2つの製品では異なる強みがあります。
スパージュのライン照明:高級感を演出する間接照明
スパージュの上位プランには天井に沿って設置される「ライン照明(LED)」が採用されています。
調光・調色機能付きで、気分に応じて明るさや色温度を変えることができ、壁パネルや浴槽のグランザの質感を最大限に引き立てます。
浴槽内のライト(アクアサウンドシアター)と組み合わせると、水流と光が幻想的な空間を演出し、高級スパさながらの雰囲気を体感できます。
Lクラスのフラットパネルシステム照明:天窓のような開放感
Lクラスの照明は「フラットラインLED照明(調光・調色機能付き)」が標準で、天井と一体化したパネル全体が均一に光る導光板技術を使っています。
まるで天窓から自然光が差し込むような柔らかくて広がりのある明かりが特徴で、圧迫感がなく広く感じる浴室空間を作ります。
オプションの「水盤LED照明(演出照明)」では水面に光が揺れる幻想的な演出も可能で、デザイン面での表現力はLクラスが一歩上と言えます。
お手入れ・清掃性の違い
高価格帯の浴室でも、毎日の掃除の手間は気になるポイントです。
2つの製品の清掃性にはそれぞれ特徴があります。
スパージュのお手入れ:機能は充実しているがベンチやアクアフィールの掃除に注意
スパージュはリクシル共通の「くるりんポイ排水口」「キレイサーモフロア(冷ヤリしにくい床材)」「キレイ鏡」など、清掃性を高める機能が標準装備されています。
一方で、ベンチカウンターやアクアフィールは構造上、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすいという声が一定数あります。
豪華な機能が多い分、こまめなお手入れを前提とした製品であることを理解しておく必要があります。
Lクラスのお手入れ:スゴピカ素材で汚れがつきにくい
Lクラス最大の清掃面の強みは「スゴピカ素材」です。
浴槽・水栓・床(カウンター)に採用されており、撥水・撥油成分が素材に配合されているため、水アカや皮脂汚れが残りにくく、軽く拭くだけで清潔感を保てます。
ただし壁パネルにはスゴピカ素材が採用されていないため、ダーク系の壁色を選んだ場合は水垢が目立ちやすいという声もあります。
価格帯と値引きの実態
どちらも最高級グレードのため、本体定価は高額ですが、実際のリフォーム費用は値引き率によって大きく変わります。
スパージュのリフォーム費用の目安
スパージュはLIXILの値引き率が一般的に40〜60%程度とされています。
ただし、スパージュはリデアなど他のLIXIL製品と比べて卸価格が高く設定されているため、定価が同じでもリデアより最終的な工事総額が60万円程度高くなることも珍しくありません。
エントリーモデル(BXプラン)で工事費込み160万円前後〜、肩湯付きの上位プラン(PZプラン)では180万円〜250万円が現実的な費用目安です。
Lクラスのリフォーム費用の目安
Lクラスの標準プランの本体定価は1坪サイズで約216万円〜と、スパージュより本体価格は高めに設定されています。
工事費込みの総額は220万円〜300万円超になるケースもあり、オプションを加えるごとに費用は上昇します。
スパージュと同じように、リフォーム業者によって値引き率が異なるため、複数社から相見積もりを取ることが必須です。



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こんな人はスパージュ、こんな人はLクラスがおすすめ
それぞれの特徴を踏まえると、向いている人のタイプが見えてきます。
スパージュが向いている人
スパージュが向いているのは次のような方です。
- 肩こり・冷え性があり、肩湯や温浴機能を重視したい
- 長風呂が好きで、温泉・スパのような体験を自宅でしたい
- 本物のタイルやセラミック素材で高級感のある壁にしたい
- ベンチカウンターに腰かけてゆっくりお風呂に入るライフスタイルが好き
- LIXIL製品との統一感を重視している
特に「肩湯・打たせ湯が使いたい」という動機がある方は、この機能を持つのはスパージュかTOTOのシンラなど一部の製品に限られるため、スパージュを選ぶ理由は明確です。
Lクラスが向いている人
Lクラスが向いているのは次のような方です。
- 美肌ケア・保湿・湯冷めしにくさを重視したい
- デザイン性が高くスタイリッシュな空間を作りたい
- 掃除がしやすく、美しい状態を長く保てる浴槽を選びたい
- 全身を包み込むようなジャグジー感覚のリラクゼーションが好き
- パナソニック製品との相性・統一感を重視している
酸素美泡湯の保湿・温浴効果は口コミ評価が非常に高く、冷え性や乾燥肌に悩む方からの満足度が特に高い機能です。
ショールームで必ず確認すべきこと
最高級グレードの浴室は、カタログやウェブサイトの情報だけで決めると後悔することがあります。
必ずショールームで実物を体感することをおすすめします。
スパージュで確認すること
スパージュのショールームではアクアフィール(肩湯)とアクアタワー(打たせ湯・オーバーヘッドシャワー)を必ず体験してください。
肩湯は「気持ちいいけど髪が濡れる」「温度調整が難しい」という口コミも一定数あるため、実際に自分の身体で体感したうえで判断することが重要です。
また、壁のセラミックパネルやグランザ浴槽の質感も画像では伝わりにくいため、照明下での見え方を実際に確認しましょう。
Lクラスで確認すること
Lクラスのショールームでは「リゾートバブル」と「酸素美泡湯」の体感がマストです。
リゾートバブルは浴槽内の吹き出し口が体に当たる感覚に個人差があるため、実際に体験してから判断してください。
また天井照明(フラットパネルLED)の雰囲気は写真では伝わりにくく、実際に浴室空間に入ってみて初めてその開放感が体感できます。
壁パネルのカラーは照明の光の色次第で印象が大きく変わるため、現地で調光・調色の状態を確認するようにしましょう。
【まとめ】スパージュはリラクゼーション重視、Lクラスは美容・デザイン重視。目的に合わせて選ぶことが後悔しない鍵
スパージュとLクラスの違いを整理します。
- スパージュ(LIXIL):肩湯・打たせ湯などの温浴体験と、タイル・セラミックパネルによる本物の質感が強み。長風呂・温泉好き・肩こりがある方向け
- Lクラス(パナソニック):酸素美泡湯・リゾートバブルの美容・全身浴機能とスタイリッシュなデザインが強み。美肌ケア・デザイン重視の方向け
- 価格はどちらも工事費込みで160万円〜300万円超になるため、複数社で相見積もりを取ることが必須
- カタログだけで決めず、ショールームで必ず体感してから選ぶことが最重要
- 肩湯機能はスパージュ(および一部他社製品)にしかないため、この機能を求めるならスパージュ一択
どちらを選んでも後悔しないためには、「自分がお風呂に何を求めているか」を明確にしたうえで選ぶことが最大のポイントです。
迷う場合は、複数社のリフォーム業者に相談しながら比較検討を進めることをおすすめします。



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