おしゃれな照明を見つけたけど「天井に配線が直接つながっていて交換できない」と諦めたことはありませんか。照明を引っ掛けプラグ(引っ掛けシーリング)に変えれば、誰でも簡単に照明を交換できるようになります。この記事では、方法をわかりやすく解説します。
引っ掛けプラグ(引っ掛けシーリング)とは?
まずは基本的な知識から確認しましょう。
引っ掛けプラグの仕組み
引っ掛けプラグ(正式名称:引っ掛けシーリング)は、天井に取り付けられた電源の差し込み口のことです。照明側についているプラグを「カチッ」と差し込んで回すだけで、簡単に照明を取り付けられます。

コンセントに家電製品のプラグを差し込むのと同じようなイメージですが、天井専用で、照明の重さも支える役割があります。日本の賃貸マンションやアパートでは、ほとんどこのタイプが使われています。
直付け(直結)との違い
照明の取り付け方法は、主に2種類あります。

引っ掛けプラグタイプは、天井の差し込み口にプラグを差すだけで取り付けられます。工具も資格も不要で、誰でも簡単に照明を交換できるのが特徴です。
直付け(直結)タイプは、天井から出ている電気の線を、照明の線に直接つなぐ方法です。電気工事士という資格を持った人しか作業できません。見た目はスッキリしますが、照明を交換するたびに業者を呼ぶ必要があります。
見分け方
自分の家がどちらのタイプか確認してみましょう。
天井を見て、四角や丸い白いパーツ(差し込み口)がついていれば、引っ掛けプラグタイプです。何もなく、電気の線だけが出ている、または照明が天井にピッタリくっついている場合は、直付けタイプです。

ペンダントライト(吊り下げ型の照明)の場合は、天井との接続部分を見てください。カバーを外したときにプラグが見えれば引っ掛けプラグタイプ、線が直接つながっていれば直付けタイプです。

直付けを引っ掛けプラグに変える方法
直付けの照明を引っ掛けプラグに変更できます。ただし、電気工事士の資格が必要なため、自分でやることはできません。
工事の流れ
電気業者に依頼すると、以下の流れで作業を行います。

まず、ブレーカーを落として電気を止めます。安全のための重要な作業です。次に、今ついている照明を取り外し、天井から出ている電気の線を適切な長さに切ります。
その後、引っ掛けシーリング本体を天井に取り付けます。最後に、電気が正しく流れるかテストして完了です。作業時間は30分から1時間程度です。
工事費用の相場
引っ掛けシーリングの取り付け工事費用は、7,000円から15,000円程度が相場です。

内訳は、出張費が3,000円から5,000円、作業費が4,000円から7,000円、引っ掛けシーリング本体が1,000円から3,000円程度です。業者や地域によって金額は変わりますが、この範囲に収まることが多いです。
複数の業者から見積もりを取って比較すると、適正価格がわかります。極端に安い場合は、後から追加費用を請求される可能性もあるので注意しましょう。
賃貸住宅の場合の注意点
賃貸マンションやアパートの場合は、必ず大家さんか管理会社に相談してから工事してください。
無断で工事すると、退去時に原状回復費用を請求されることがあります。ただし、引っ掛けシーリングへの変更は、むしろ使いやすくなるため、許可が下りることも多いです。

相談する際は「照明を交換しやすくしたい」と伝えれば、理解してもらいやすいでしょう。
照明器具を引っ掛けプラグ対応に変える方法
おしゃれな海外製の照明など、直付けタイプの照明を購入してしまった場合でも、引っ掛けプラグで使えるように加工できます。
加工が可能な照明の条件
すべての照明が加工できるわけではありません。以下の条件を満たす必要があります。
重さが10kg以下であることが必須です。引っ掛けシーリングには重量制限があり、安全のため10kg以下でないと使えません。実際には8kg以下が理想的です。

吊り下げ方は、チェーンまたはコードが1本だけの照明に限ります。2本以上あるタイプや、棒で吊るタイプ(棒吊り)は基本的に加工できません。ただし、棒吊りでも業者によっては対応可能な場合があります。
天井に直接貼り付けるタイプのシーリングライトは、構造上加工できません。
加工の依頼先
照明の加工は、照明専門店や電気工事業者に依頼できます。
特に海外製の照明は繊細で壊れやすいため、海外照明の取り扱いに慣れた業者を選ぶことが重要です。国内メーカーの照明とは扱い方が違うため、経験のない業者に頼むと破損するリスクがあります。

照明を販売しているショップでも、加工サービスを提供していることがあります。購入と同時に加工を依頼すれば、手間が省けて便利です。
加工費用の相場
照明器具を引っ掛けプラグ対応に加工する費用は、3,000円から10,000円程度が相場です。

照明の重さや複雑さによって金額が変わります。シンプルなペンダントライトなら3,000円から5,000円程度、重量のあるシャンデリアなどは10,000円前後になることもあります。
部材費(引っ掛けプラグ本体など)は別途必要な場合が多いので、見積もり時に確認しましょう。
電球ソケットを引っ掛けプラグに変換する方法(DIY可能)
古い賃貸などで、電球ソケット(電球を直接取り付ける口)しかない場合でも、工夫次第で引っ掛けプラグに変換できます。
必要な部品
以下の部品を揃えれば、自分で変換できます。
セパラボディ(E26電球ソケットをコンセントに変換する部品)が必要です。電気屋やホームセンター、Amazonなどで500円から1,000円程度で購入できます。

引っ掛けシーリング変換アダプター(コンセントを引っ掛けシーリングに変換する部品)も必要です。こちらも500円から1,000円程度です。

トリプルアンカーフック(天井に照明を吊るすためのフック)を用意します。押しピンを9本斜めに刺して固定するタイプで、5kgまで耐えられます。1,000円前後で購入できます。
照明のケーブルを延長する場合は、引っ掛けシーリング延長ケーブルも必要です。
取り付け手順
電球ソケットにセパラボディを取り付けます。ねじ込むだけで簡単に装着できます。セパラボディにコンセント変換アダプターを差し込むと、コンセント口ができあがります。

ここに引っ掛けシーリング変換アダプターを差し込めば、引っ掛けシーリングの完成です。ただし、このままでは照明の重さでコンセントが抜けてしまうため、必ず次のステップが必要です。
天井の適切な場所にトリプルアンカーフックを打ち込みます。しっかりした下地がある場所を選んでください。このフックに照明のケーブルを引っ掛けて、重さを支えます。

こうすることで、引っ掛けシーリングには電気を供給する役割だけを担わせ、重さはフックで支えるという仕組みになります。
注意事項
この方法は、正式な電気工事ではなく、あくまでDIYの工夫です。自己責任で行ってください。
照明の重さは5kg以下に抑えましょう。トリプルアンカーフックの耐荷重は5kgですが、安全のため余裕を持たせることが大切です。

天井の構造によっては、アンカーフックがしっかり固定できない場合があります。石膏ボードだけの天井では危険なので、必ず下地(木材など)がある場所に打ち込んでください。
賃貸住宅の場合、天井に穴を開けることになるため、必ず大家さんか管理会社に許可を取ってください。
引っ掛けプラグの種類
引っ掛けシーリングには、いくつかの種類があります。
角型引っ掛けシーリング

最も一般的なタイプで、四角い形をしています。ほとんどの照明器具に対応しており、コンパクトで目立ちません。
照明にカバーがついている場合、角型ならきれいに隠せることが多いです。耐荷重は5kg程度のものが多く、一般的な照明であれば問題なく使えます。
丸型引っ掛けシーリング

丸い形のタイプです。機能は角型と同じですが、形状が違うだけです。古い建物では丸型が使われていることもあります。
照明のプラグは、角型にも丸型にも対応しているため、どちらでも使用できます。
引っ掛け埋込ローゼット

引っ掛けシーリングに、さらにネジで固定できる穴がついたタイプです。重い照明を取り付ける場合に適しています。
プラグを差し込んだ後、ネジでさらに固定することで強度が上がります。シャンデリアなど重量のある照明には、このタイプがおすすめです。
引っ掛けプラグのメリット
引っ掛けプラグにすると、どんな良いことがあるのでしょうか。
誰でも簡単に照明を交換できる

最大のメリットは、特別な知識や工具がなくても、自分で照明を交換できることです。
模様替えや引っ越しのとき、季節ごとに照明を変えたいとき、気軽に交換できます。業者を呼ぶ必要がないため、費用もかかりません。
プラグを差し込んで回すだけなので、女性一人でも簡単に作業できます。
照明の選択肢が広がる
引っ掛けプラグ対応の照明は、種類が非常に豊富です。
シーリングライト、ペンダントライト、シャンデリア、スポットライトなど、ほとんどの照明が対応しています。家具屋や照明専門店、ネット通販で気軽に購入できます。
直付けタイプだと、気に入った照明を見つけても取り付けられないことがありますが、引っ掛けプラグならその心配がありません。
安全性が高い
引っ掛けシーリングは、日本の安全基準に基づいて作られています。
電気事故を防ぐための構造になっており、正しく使えば安全です。また、引っ掛けプラグは定期的に点検・交換しやすいため、古くなったら新しいものに変えられます。
業者に依頼する際のポイント
電気工事が必要な場合は、業者選びが重要です。
電気工事士の資格を確認
引っ掛けシーリングの取り付けには、電気工事士の資格が必要です。無資格で工事を行うのは違法であり、火災や感電のリスクがあります。
必ず資格を持っている業者に依頼しましょう。ホームページや広告に「電気工事士在籍」と書いてあるかチェックしてください。
見積もりを複数取る

費用を比較するため、2〜3社から見積もりを取りましょう。
極端に安い業者は、後から追加費用を請求されることもあるので注意が必要です。逆に高すぎる場合も、他の業者と比較することで適正価格がわかります。
見積もりは無料の業者が多いので、気軽に相談してみてください。
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口コミや評判を確認
実際に利用した人の口コミは、業者選びの参考になります。
Googleマップのレビューや、マッチングサービスの口コミを見てみましょう。「丁寧な対応だった」「料金が明確だった」といった評価が多い業者は信頼できます。
地域の電気屋さんも、地元で長く営業していれば信頼性が高いといえます。
まとめ
照明を引っ掛けプラグにすれば、簡単に照明を交換できて便利です。直付けタイプを引っ掛けシーリングに変更するには電気工事士の資格が必要なため、業者に依頼しましょう。費用は7,000円から15,000円程度が相場です。
直付けタイプの照明器具も、10kg以下でチェーンまたはコード1本吊りなら、引っ掛けプラグ対応に加工できます。海外照明の取り扱いに慣れた業者を選ぶことが大切です。
電球ソケットしかない場合は、変換アダプターとフックを使ってDIYで対応できますが、自己責任で行い、賃貸の場合は必ず許可を取りましょう。
引っ掛けプラグにすることで、照明の選択肢が広がり、模様替えも自由にできるようになります。快適な照明生活を楽しんでください。



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