パナソニック「Sクラス」の評判は？ラクシーナ後継機の実力や口コミ、デメリットを徹底解説

「見積もりに『パナソニック Sクラス』とあるけど、評判はどうなの？」 「ラクシーナがなくなるって本当？後継のSクラスは何が変わった？」 「フロントオープン食洗機を入れたいけど、Sクラスで大丈夫？」

あなたは今、キッチンのリフォームや新築計画で、パナソニックの新しい動きに戸惑っていませんか？

長年、システムキッチンのスタンダードとして愛されてきた「ラクシーナ」が、2025年7月をもって受注終了となります。それに伴い、主役の座を引き継ぐのが新型「Sクラス（S-CLASS）」です。

「名前が変わっただけ？」と思われがちですが、実は中身が劇的に進化しており、業界では「Lクラス（最上位）キラー」とも呼ばれるほどの完成度を誇っています。

この記事では、ラクシーナからSクラスへの移行で何が変わったのか、特に「フロントオープン食洗機の納まり」や「デザインの薄型化」など、カタログを見るだけでは気づきにくいリアルな実力と評判を徹底解説します。

1. そもそも新型「Sクラス」とは？ラクシーナ受注終了の真実

まず、最も混乱しやすい「立ち位置」とスケジュールの真実を整理しましょう。

2025年7月、ラクシーナの歴史が幕を閉じる

パナソニックから発表されたスケジュールは以下の通りです。

• 〜2025年7月： 「ラクシーナ」受注終了
• 2025年2月〜： 新型「Sクラス」受注開始

これからリフォームや新築を計画する場合、基本的には「新型Sクラス」を検討することになります。Sクラスは、ラクシーナと同価格帯（ミドルグレード）に位置しながら、その性能とデザインを現在のトレンドに合わせて最適化した「正統進化モデル」です。

「Sクラス」はラクシーナの弱点を克服した進化版

かつて「Sクラス（リビングステーション）」という製品がありましたが、今回の新型はそれとは別物です。 コンセプトは「Lクラスに近いデザインを、ラクシーナの価格帯で」。 これまで「機能は良いけど、見た目が少し野暮ったい（システムキッチン感が強い）」と言われることもあったラクシーナの課題を、新型Sクラスは見事に解消しています。

2. 新型Sクラスの評判が良い「4つの進化ポイント」

では、具体的に何がユーザーに評価されているのでしょうか？ ラクシーナから劇的に良くなったポイントを4つ解説します。

① フロントオープン食洗機が「美しく」入る

これが最大の評判ポイントです。近年大人気の「フロントオープン食洗機（海外製のような前開きタイプ）」ですが、従来のラクシーナに組み込む際は「見た目の出っ張り」が課題でした。

• ラクシーナの課題： 食洗機のパネル部分だけが出っ張ったり、ラインが揃わず「後付け感」が出ることがあった。
• 新型Sクラスの進化： フロントオープン食洗機を設置することを前提に設計を一新。出っ張りを解消し、キッチン全体のラインが一直線に揃うようデザイン性が向上しています。

「フロントオープンを入れたいけど、見た目が崩れるのは嫌」というユーザーの悩みを、Sクラスが見事に解決しました。

② 上位機Lクラス並みの「スリムカウンター」

これまで、安価なVスタイルやラクシーナと、高級なLクラスを見分ける決定的な違いは「カウンター（天板）の厚み」でした。

• 従来： 厚みのあるカウンターは、どうしても「システムキッチン特有の重たさ」が出てしまう。
• 新型Sクラス： 厚さ17mmの「スリムカウンター」を新採用。

この薄型デザインのおかげで、リビングダイニングから見た時の印象が、家具のように洗練されたものになります。Lクラスに迫るこのデザイン性が、ミドルグレードで手に入るようになったのは大きなメリットです。

③ 「スキマレスシンク」＆「センサー水栓」の標準化

機能面でも妥協はありません。 ラクシーナで評価の高かった、カウンターとの継ぎ目がない「スキマレスシンク」はもちろん継承。さらに、需要が増えている「センサー水栓」も、よりスムーズに選択・搭載できるよう最適化されており、家事の時短性能は確実にアップしています。

④ 価格と性能の「最適化」

「Lクラスは高すぎて手が出ないが、Vスタイルでは見た目が物足りない」。 そんな層に対し、新型Sクラスは「Lクラスに近い見た目で、価格はラクシーナ並み」という、最も満足度の高いバランスを実現しています。これが、発売直後から評判が良い最大の理由です。

3. ここは注意！Sクラスのデメリットと口コミ

良い点ばかりではありません。後悔しないために、知っておくべき注意点も解説します。

① トリプルワイドを選ぶと「魚焼きグリル」がない

これはパナソニックキッチンの伝統ですが、人気の「トリプルワイドIH/ガス（3口横並びコンロ）」を選択すると、構造上、コンロ下の魚焼きグリルがなくなります。

• 対策： フライパン用ホイルで魚を焼くか、別途フィッシュロースターを使用します。逆に「グリルの掃除がなくなって嬉しい」「グリル部分が収納になって便利」という口コミも多く、ライフスタイル次第です。
• ※通常のコンロを選べば、魚焼きグリルは付きます。

② カラーバリエーションの変化

モデルチェンジに伴い、ラクシーナで選べた扉カラーの一部が廃盤になり、代わりにトレンドの「グレイッシュカラー（くすみ色）」などが追加されています。「以前カタログで見たあの色が欲しい」という場合は、Sクラスに同等の色があるか確認が必要です。

4. 【比較】Sクラス・ラクシーナ・Lクラスの違い

新型Sクラスの立ち位置を明確にするために、グレードごとの違いを比較表で整理しました。

5. まとめ：新型Sクラスは「ラクシーナを超えた」傑作

「ラクシーナが終わる」と聞いて不安に思った方もいるかもしれませんが、後継の新型Sクラスの中身を知れば、それがポジティブな進化であることが分かります。

新型Sクラスの評判まとめ：

1. デザインが綺麗： フロントオープン食洗機を入れてもラインが崩れず、出っ張らない。
2. 見た目が高級： Lクラスのような「薄型カウンター」で、リビングが垢抜ける。
3. 機能は進化： スキマレスシンクやセンサー水栓など、最新の便利機能が満載。
4. 価格は適正： ラクシーナの価格帯を維持しつつ、質感を大幅に向上。

これからキッチンを選ぶあなたは、ラクシーナよりも美しく使いやすくなった「新型Sクラス」を、一番良いタイミングで手に入れられるラッキーな施主様です。ぜひショールームで、その「薄さ」と「納まりの美しさ」を体感してみてください。

安くキッチンをリフォームするなら相見積もりが必須

リフォーム業者ごとにキッチンの販売価格が異なるため、より安くキッチンを交換したい場合は相見積もりが必要です。3社ほどに見積もりを依頼して、比較検討しましょう。