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タッチレス水栓は後悔する?デメリット・メリットを紹介

水栓に手を触れずに水を出したり止めたりできるのがメリットの「タッチレス水栓」ですが、つけた後で気づく後悔ポイントもあります。

この記事では「タッチレス水栓にしようか迷っている」という方のために、採用する前に知っておきたいデメリットなどを紹介しますので、検討の参考材料にしていただけたら幸いです。

この記事を書いた人クロノ 工務店で住宅設計・積算を経験、宅建士・外壁診断士・FP2級など専門資格をもつ
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キッチンのタッチレス水栓の後悔ポイント11選

〜後悔ポイント〜

1.センサーが反応しにくいのがストレス
2.チョロチョロ出しが面倒
3.手動より価格が高い
4.水が出るまでに時間がかかる
5.停電時は手動操作が必要となる
6.水漏れ以外に故障が発生するリスクがある
7.好きなデザインや色を選べないこともある
8.子供がタッチレス水栓に慣れてしまう
9.毎回同じ温度・水量が出る
10.ペットのイタズラに反応してしまう
11.コンセントの増設が必要になる

1.センサーが反応しにくいのがストレス

昨今では「高性能センサー」が搭載されたタッチレス水栓が販売されていますが、使用する場面により、センサーが反応しにくい場合があります。

100%すぐに反応してくれるわけではないので、手動操作での反応の早さに慣れていると、ストレスを感じる可能性があるので注意が必要です。

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商品によってセンサーの感知度が違うので、ショールームなどで実際に使ってチェックしましょう。

2.チョロチョロ出しが面倒

手動操作では、少しレバーを操作するだけで水をチョロチョロ少量出すことができますが、タッチレス水栓では基本的に普段使っている水量が出るので、調整が必要です。

調整した後、また普段の水量に戻すなど、一手間必要になるので、ストレスを感じる場面もあります。

昨今では、水栓のボタン操作で簡単に水量が調整できるタイプの水栓もあるので、センサーの感度だけでなく、水量調節をする際の便利さもチェックしましょう。

3.手動より価格が高い

LIXILキッチン「リシェルSI」のカタログを見てみると、以下のように価格差があります。

タッチレス水栓
ナビッシュ
ハンズフリータイプ
153,000円
ハンドシャワー水栓
グースネック
エコハンドル
72,000円

上記は、おしゃれなグースネックタイプ、下の写真のようなデザインの水栓で比較した場合の金額差で、約8万円ほどタッチレス水栓の方が高いです。

引用元:LIXILオンラインショップ|[ワンホールタイプ] ハンドシャワー水栓 グースネック

リシェルSIのカタログからは、タッチレス機能がない水栓では、31,000円で下の写真のような水栓も選べます。

引用元:LIXIL|P14_シングルレバー水栓_クロマーレS・エコハンドル

タッチレス機能がない水栓を選べば、タッチレス水栓を選ぶよりも、定価で約12万円ほど費用を抑えられる計算になります。

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定価で金額差をお伝えしましたが、リフォーム会社では定価よりも安い価格で販売しています。販売価格となると数万円の差にはなるかと思いますが、シンプルな水栓の方が安いことには変わりないので、採用する際は価格面もチェックする必要がありそうです。

4.水が出るまでに時間がかかる

従来のタッチレス水栓よりは、センサーで感知して水が出るまでの時間が短縮されていますが、タッチレス水栓に慣れるまでは、手動操作より時間がかかると感じる場合があります。

慣れてしまえば気にならないレベルまで高性能化が進んでいますが、長年、手動操作での水栓使用に慣れているとストレスを感じる可能性があるので注意しましょう。

5.停電時は手動操作が必要となる

停電時はセンサーによる操作ができないため、水栓ごとに決められている手動操作への切り替え作業が必要です。

例えば、LIXILのタッチレス水栓の場合、以下の操作が必要になります。

1.水栓(蛇口)のレバーハンドルを一番下まで下げる
2.キャビネット下の電磁弁部のタグ(白い板状のプラスチック)を外し、手動弁を右いっぱいに回す
3.水栓(蛇口)のレバーハンドルを上げ、水が出ることを確認する

引用元:LIXIL|停電時にシステムキッチンのハンズフリー・タッチレス水栓は使えますか?

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自動操作に慣れていて、停電時に水が使えずパニックにならないよう、家族全員で操作方法を共有するか、キャビネットに操作方法をメモして置いておくなどして対策しておくことが大切です。

6.水漏れ以外に故障が発生するリスクがある

手動水栓では、パッキンなどの劣化により水漏れが起こることがありますが、タッチレス水栓はセンサー部分の故障が発生するリスクがあります。

電池式の水栓も同じく、電気を感知して動作をする以上、故障が発生する可能性はゼロではありません。

販売価格が手動水栓よりも高いタッチレス水栓は、商品によっては、気軽に交換できるものではないため、採用する前に故障するリスクも含めて検討することが大切です。

7.好きなデザインや色を選べないこともある

手動水栓は、色や形などバリエーションが豊富ですが、タッチレス水栓は形状・色が限られている場合が多いです。

例えば、下の写真は、水栓ブランド「グローエ」のアトリオという商品で、キッチン水栓として採用されています。

引用元:GROHE|アトリオ

操作部分の形状が特徴的である点や、細くスタイリッシュな本体部分をもつ点が魅力です。

一方、タッチレス水栓は、センサー部分を搭載すると、どうしても本体が手動水栓よりも太くなりがちになります。

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水栓のデザイン重視で選びたいのであれば、豊富なバリエーションがある手動水栓のラインナップをチェックし、タッチレス水栓と比較してみましょう。

8.子供がタッチレス水栓に慣れてしまう

自動水栓では水栓の元部分に手を伸ばす必要があるのに対し、手前のセンサー部分にかざして気軽に使えるのがタッチレス水栓のメリットですが、自動操作で水栓使用に慣れてしまうと、学校などの外出先で子供が戸惑う可能性があります。

トイレの自動洗浄・開閉機能にも同じことが言えるので、リフォームや新築の際に悩まれる方が多いです。

キッチン水栓に関しては「1番多く使う自分中心に考えたい」というのであれば、キッチンをタッチレス水栓にして、トイレや洗面は手動水栓にするなどの方法があります。

子供の年齢やお手伝いの有無などは家庭によって違うので、家庭に合わせた選択をすることが大切です。

9.毎回同じ温度・水量が出る

基本的に設定した温度・水量が一定して出てくれるのがタッチレス水栓の魅力ですが、温度や水量を使う場面によって調整したいと思う方もいるはずです。

  • 手を洗うから、ぬるま湯を出したい
  • ヌメヌメ汚れを落としたいから、熱めがいい

など、手動水栓では温度部分を感覚的に操作すればよかったものを、センサー部分で操作する必要があるので「面倒だな…」と感じてしまう方もいます。

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普段の使い方によっても向き・不向きが分かれるので、ショールームで体験してみることをおすすめします。

10.ペットのイタズラに反応してしまう

猫がキッチンにのぼった際に、センサーがイタズラに反応して水が出てしまうことがあります。

また、手をかざして水を出しているのを見て学習し、自分で水を出すことを覚えてしまうケースもあり、水道代が不要にかかる可能性がある点に注意が必要です。

猫など、ペットがキッチンに入らないようにするか、イタズラしないよう手動水栓を選ぶか、飼い方や日常のスタイルなどを考慮して選択しましょう。

11.コンセントの増設が必要になる

タッチレス水栓には「電源式」と「電池式」があり、電源式を選んだ場合、既存の水栓が手動であるならコンセントの増設が必要です。

既存のコンセントから分岐できれば1〜2万円ほど、新規で配線する場合は2〜3万円ほどかかります。(※費用相場なので、状況によって価格は変動します)

リフォームでタッチレス水栓に交換したい場合は、コンセント増設についても費用がかかる点を理解しておきましょう。

後悔しない?キッチンのタッチレス水栓のメリット5選

1.操作部分の掃除頻度が少なく済む
2.感染予防対策になる
3.子供でも気軽に使用できる
4.作業効率が上がる
5.使い方によっては節約になる

1.操作部分の掃除頻度が少なく済む

水栓に触れずに水を出したり温度を調節したりできるので、水栓に洗剤泡や汚れがつかず、掃除頻度が少なく済みます。

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手動水栓を使っていると、使うたびに泡を流したり、粉や調味料がついたのを綺麗にしたりと、何かと掃除が必要になって、とても手間がかかって困りますよね…。

「少しでもキッチン掃除にかかる時間を減らしたい」と思っているなら、タッチレス水栓の採用を検討してみましょう。

2.感染予防対策になる

触れずに操作できるので、感染予防対策にもなります。

使うごとにアルコール消毒をするなどの手間もカットでき、衛生的に水栓を使えるのが魅力です。

3.子供でも気軽に使用できる

身長の小さい子供や、足腰に不安があり手を伸ばすのが難しい高齢者などでも、手前のセンサーに手をかざして気軽に使用できるのが魅力です。

奥に手を伸ばすというのは、子供や高齢者にとって負担のかかる姿勢になるので、タッチレス水栓であれば家族も安心して見守れます。

4.作業効率が上がる

水栓を操作するという動作が減るので、食材に小麦粉をまぶしたり、ヌルヌルした山芋を洗ったりと、手が汚れてふさがってしまう場面での効率が上がります。

「少しでも調理の時短をしたい」と考えている方であれば、ちょっとした無駄もカットしたいはずです。

水栓の操作に対してストレスを感じる場面が多々あるなら、タッチレス水栓の採用を検討してみましょう。

5.使い方によっては節約になる

タッチレス水栓の中には「節水モード」を搭載している商品もあり、通常よりも水量を少なくして使用できるなど、使い方によっては節約になります。

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手動水栓では自分で調節して節水しなければならないので、タッチレス水栓の魅力と言えます。

キッチンのタッチレス水栓を販売しているメーカーと商品

2024年3月時点で販売されているタッチレス水栓を、いくつか紹介していきます。

LIXIL|キッチン用タッチレス水栓(浄水器ビルトイン形)

引用元:LIXILビジネス情報|JF-NAH461SY/SAB(JW)
希望小売価格223,000円(税込)
浄水機能あり
電源100V

キッチンキャビネットの中にある浄水器カートリッジと繋げる「浄水器ビルトインタイプ」の水栓で、2Lペットボトル5,000本分が1つのカートリッジで使用できます。

操作箇所に浄水センサーがあり、浄水の吐水も触れずに行えるのが魅力です。

パナソニック|スリムセンサー水栓

引用元:パナソニック|Lクラスキッチンカタログ
希望小売価格157,850円(税込)
浄水機能なし
電源100V

パナソニックのスリムセンサー水栓は、濃い色や透明の調理器具にも反応しやすいように改良された高性能センサーが搭載されています。

「節水モード」をオンにすると、流量を最大10%抑えて水を出すなど、水を無駄にせず、こまめに節約ができるのが特徴です。

タッチレス水栓を採用する際のポイント

タッチレス水栓を採用する際には「形状・機能・電源タイプ・価格」の4つのポイントをチェックしましょう。

①形状

タッチレス水栓の多くは、首が曲がったグースネック形状が多いですが、昨今では、よりスタイリッシュで細い形状の水栓も販売されています。

例えば、下の写真はパナソニックの「フロントセンサー水栓」です。

引用元:パナソニック|Lクラスキッチンカタログ

従来のタッチレス水栓よりも、よりキッチンに溶け込みやすいデザインとなっています。

手動水栓よりはバリエーションが少ないですが、タッチレス水栓の中でもバリエーションが増えてきているので、気に入った形状の水栓を探しましょう。

②機能

タッチレス水栓には「浄水器一体型」や「節水モード搭載」などの機能がある他、センサーの位置や、操作方法がそれぞれ異なります。

価格に大きく影響する部分でもあるので、どんな機能が欲しいかだけでなく「この機能はいらないな」という機能も決めて、水栓決めを進めましょう。

③電源タイプ

電源タイプは、専用コンセントにつなぐ「電源式」と「電池式」があります。

電源式の場合は、キッチンキャビネットにコンセントが必要になるので、今のキッチンにない場合は、増設工事が必要です。

増設工事をした場合の費用も出してもらった上で、電源タイプを選択しましょう。

④価格

タッチレス水栓は、10〜20万円ほどが小売価格である場合が多いですが、リフォーム会社やキッチンメーカーによって販売価格が異なります。

クロノ

仕入れ価格が各社で違うため、販売価格が異なるということです!
例えば、LIXILのキッチンをいつも採用していたり、LIXILリフォームショップなどメーカーの加盟店であったりすると、他社よりも販売価格が安いです。

いくつかのタッチレス水栓の費用を出してもらい、形状や機能などの他のポイントもプラスして検討しましょう。

タッチレス水栓を採用する際の注意点

採用する際は、ショールームで実際に使用して、操作性などを体験してみた上で水栓を選びましょう。

カタログだけで選ぶと「思ったよりもセンサーの反応が悪い」など、思わぬデメリットにガッカリしてしまうことも…。

タッチレス水栓からタッチレス水栓への交換であっても、商品によって使い勝手やセンサーの感度は違うので、実際に見て触って、使ってみることをおすすめします。

キッチンのタッチレス水栓でよくある質問

タッチレス水栓は後付けできる?

基本的には可能です。

ただ、電池式であれば電気工事不要で設置できますが、電源式であれば電気工事が必要です。

マンションなど賃貸物件にお住まいであれば、電気工事が管理規約で禁止されている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

タッチレス水栓とハンズフリー水栓の違いは?

ハンズフリー水栓は、水が出る「吐水口」にセンサーがついているのが特徴で、手や食器をかざしている間だけ水が出ます。

クロノ

デパートなどのトイレについているのは、ハンズフリー水栓です!手をかざすのをやめれば、水が止まりますよね。

タッチレス水栓は、水栓の上部にセンサーがあり、水を止める時に手をかざさないと水が出たままです。

自分が使いやすい方を選びましょう。

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