リフォームは人生で何度も経験することではありません。だからこそ「失敗したくない」「後悔したくない」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
数百万円の費用をかけて行うリフォーム。業者選びを間違えると、仕上がりに満足できなかったり、予算を大幅にオーバーしたり、工事が遅延したりと、様々なトラブルに見舞われる可能性があります。
クロノこの記事では、リフォーム業界のプロの視点から、絶対に失敗しないための業者選びの7つのコツを詳しく解説します。よくある失敗事例や悪徳業者の見分け方、相見積もりのポイントまで、この記事を読めばリフォーム成功への道筋が明確になります。
なぜリフォームで失敗するのか?主な原因3つ



まず、リフォームで失敗する主な原因を理解しましょう。
【原因1】業者選びの失敗(全体の約60%)
リフォームの失敗原因で最も多いのが「業者選びの失敗」です。
全国のリフォーム経験者1000人へのアンケート調査によると、「もっと○○しておけば良かった」という後悔の約60%が、複数業者を検討しなかったことへの後悔でした。


業者選びを間違えると起こること
- 仕上がりが期待と違う
- 追加費用が次々と発生
- 工期が大幅に遅れる
- アフターサービスがない
- 担当者と連絡が取れなくなる
【原因2】事前の打ち合わせ不足
「業者とのコミュニケーション不足」も大きな失敗要因です。


- 要望を明確に伝えられなかった
- 専門用語が分からず確認しなかった
- 見積書の内容を十分に理解しないまま契約
- 工事内容の詳細を確認しなかった
【原因3】相場を知らずに契約
相場を知らないまま1社だけの見積もりで契約してしまうと、次のリスクがあります。


- 適正価格より高額で契約してしまう
- 不必要な工事を追加される
- グレードの低い材料で高額請求される
失敗しないための業者選び7つのコツ



ここからは、具体的な業者選びのコツを7つ紹介します。
【コツ1】必ず3社以上から相見積もりを取る
最も重要なポイントが、複数の業者から見積もりを取ることです。
リフォーム成約者のデータによると、約70%の方が相見積もりで業者を比較しており、平均の見積もり社数は2.4社でした。


相見積もりのメリット
- 適正価格が分かる
- 各社の提案内容を比較できる
- 担当者の対応を見極められる
- 交渉材料になる
推奨する見積もり社数


- 最低:3社
- 推奨:3〜5社
- 多すぎると時間がかかるため、5社以内に抑える
相見積もりの注意点
- 同じ条件で依頼する:比較しやすいよう、全社に同じ要望を伝える
- 相見積もりであることを伝える:マナーとして事前に伝えておく
- 安さだけで選ばない:総合的に評価する
【コツ2】実績と口コミを必ず確認する
業者の実績と評判は、信頼性を測る重要な指標です。
確認すべきポイント


- 社歴
- 10年以上の社歴があるか
- 評判の悪い業者は5年前後で撤退することが多い
- 地域で長く営業している=信頼されている証拠
- 施工実績
- 希望するリフォーム内容の実績が豊富か
- 施工事例を見せてもらう
- 写真だけでなく、実際の施工現場を見学できるとベスト
- 口コミ・評判
- インターネットの口コミをチェック
- 実際にリフォームした人の感想を聞く
- ただし、口コミだけを鵜呑みにしない



【注意点】「知人の紹介だから安心」と安易に決めるのは危険です。
知人にとって良い業者でも、自分に合うとは限りません。また、紹介の手前、価格交渉や要望を伝えにくくなるデメリットもあります。
【コツ3】資格・許可を確認する
信頼できる業者かどうかを見極めるために、資格や許可を確認しましょう。


必須の資格・許可
- 建設業許可(500万円以上のリフォームの場合)
- 500万円以上の工事には建設業許可が必須
- 許可番号はホームページに記載されている
- 国土交通大臣または都道府県知事の許可
- 住宅リフォーム事業者団体登録制度
- 国土交通省による登録制度
- 登録ロゴマークがある会社は国が認めた優良業者
あると安心の資格


- 建築士(一級・二級)
- 施工管理技士
- インテリアコーディネーター
- 電気工事士(電気工事を伴う場合)
- 給水装置工事主任技術者(水まわり工事の場合)
- メーカーライセンス(設備メーカーの認定資格)
確認方法
- ホームページの「会社概要」に記載
- 直接担当者に聞く
- 名刺に記載されていることも
【コツ4】担当者との相性を重視する
リフォームは長期間にわたるプロジェクトのため、担当者との相性が非常に重要です。
良い担当者の特徴


- こちらの話をしっかり聞く
- 要望を遮らずに最後まで聞く
- メモを取りながら聞いている
- 質問が的確
- 分かりやすく説明してくれる
- 専門用語を多用しない
- 図や写真を使って説明
- 理解しているか確認しながら進める
- 本質的な提案をしてくれる
- こちらの要望に従うだけでなく、プロの視点でアドバイス
- 予算内で最適なプランを提案
- デメリットも正直に伝える
- レスポンスが早い
- 質問や相談に迅速に返信
- 対応が丁寧
- 約束を守る
悪い担当者の特徴


- 一方的に話す
- 契約を急かす
- 質問に曖昧な回答
- 連絡が遅い、連絡が取れない
- 上から目線
【コツ5】見積書の内容を細かくチェック
見積書は、業者の誠実さを測る重要な資料です。
チェックすべきポイント


- 明細が詳しく書かれているか
- 「一式」表記が多すぎないか
- 材料名、メーカー名、品番が明記されているか
- 数量が具体的に書かれているか
- 不明な項目がないか
- 分からない項目は必ず質問
- 担当者が丁寧に説明してくれるか確認
- 保証・アフターサービスが明記されているか
- 保証期間
- 保証対象(どの部分が保証されるか)
- アフターサービスの内容
- 追加費用の可能性
- どのような場合に追加費用が発生するか
- 追加費用の上限はあるか
危険な見積書


- 総額だけが書かれている
- 「一式」ばかりで詳細がない
- 極端に安い(手抜き工事の可能性)
- 極端に高い(不要な工事が含まれている可能性)
【コツ6】現地調査の対応を見る
見積もりのための現地調査は、業者の質を見極める絶好のチャンスです。
チェックポイント


- 調査時間
- しっかり時間をかけているか
- 細部まで確認しているか
- 写真や寸法を記録しているか
- 質問内容
- ライフスタイルを聞いてくれるか
- 家族構成を確認するか
- 将来の計画を尋ねるか
- 提案内容
- その場で具体的な提案があるか
- 複数のプランを提示してくれるか
- 予算に合わせた提案をしてくれるか
悪い業者の現地調査


- 調査時間が極端に短い(15分以内など)
- 寸法を測らない
- 質問がほとんどない
- その場で契約を迫る
【コツ7】地域密着型の業者を優先する
自宅から近い地域密着型の業者を選ぶメリットは大きいです。
メリット


- 迅速な対応
- 相談したい時にすぐ来てくれる
- 緊急時も対応が早い
- 頻繁に現場をチェックできる
- アフターサービスが安心
- 工事後の不具合にすぐ対応
- 長期的な関係を築ける
- 地域の評判がある
- 地元で長く営業=信頼されている
- 近所の施工事例を見られる可能性
推奨距離
車で片道30分以内の業者がおすすめです。
ただし注意点


地域密着型だからといって、必ず良い業者とは限りません。他のコツと組み合わせて総合的に判断してください。
悪徳業者の見分け方:こんな業者は要注意
残念ながら、悪徳業者も存在します。次のような特徴がある業者は避けましょう。
【危険なサイン1】契約を急かす


「今日契約すれば○○万円値引き」「今週中なら特別価格」など、短時間で判断を迫る業者は要注意です。
リフォームは安い買い物ではありません。じっくり考える時間を与えてくれない業者は、利益を優先している可能性があります。
【危険なサイン2】打ち合わせ時間が極端に短い


予算内で希望に合った工事を行うには、十分な打ち合わせが必要です。
打ち合わせが30分以内で終わるような業者は、いい加減なリフォームになりかねません。
【危険なサイン3】見積もりが極端に安い


相場より極端に安い見積もりは、次のリスクがあります。
- 必要な工程を省いた手抜き工事
- 安い材料への勝手な変更
- 後から追加費用を請求
「安すぎる」のは「高すぎる」のと同じくらい危険です。
【危険なサイン4】具体的な説明がない


質問に対して曖昧な答えしか返さない、専門用語ばかりで説明する、といった業者は避けましょう。
誠実な業者は、素人にも分かりやすく丁寧に説明してくれます。
【危険なサイン5】アフターサービスの説明がない


工事後の保証やアフターサービスについて説明がない業者は、トラブル発生時に対応してもらえない可能性があります。
必ず保証内容を確認し、書面で残しておきましょう。
【危険なサイン6】スケジュール管理が雑


工期の説明が曖昧、遅延の理由を説明しない、連絡なく予定変更する、といった業者は信頼できません。
生活に支障が出るリフォーム工事では、スケジュール管理は非常に重要です。
よくある失敗事例と対策
実際のリフォーム失敗事例から学びましょう。
【失敗事例1】大手だから安心と思い込んだ


失敗内容
大手ハウスメーカーに依頼したが、実際の施工は下請け業者。工事中のマナーが悪く、近所からクレームが来た。
対策
- 実際に工事を行う業者を確認する
- 下請け業者の実績も確認
- 工事管理を誰が行うか確認
【失敗事例2】1社だけで決めてしまった


失敗内容
相見積もりを取らずに契約。後で他社の見積もりを見たら、50万円も高かったことが判明。
対策
- 必ず3社以上から見積もりを取る
- 同じ条件で比較する
- 価格だけでなく、提案内容も比較
【失敗事例3】知人の紹介だから大丈夫と思った


失敗内容
知人の紹介で決めたが、自分の希望と合わず不満が残った。紹介の手前、強く言えずに我慢した。
対策
- 紹介でも必ず自分で確認
- 他の業者とも比較検討
- 要望は遠慮せずに伝える
【失敗事例4】希望の完工時期に間に合わなかった


失敗内容
対応が良い業者だったが、繁忙期で職人の手配ができず、希望の時期に完工せず。
対策
- 希望の完工時期を最初に伝える
- スケジュールに余裕を持たせる
- 繁忙期(3〜4月、9〜10月)は避ける
【失敗事例5】追加費用が次々と発生


失敗内容
見積もりでは100万円だったが、工事が始まったら「ここも直した方がいい」と追加工事を勧められ、最終的に150万円に。
対策
- 追加費用の可能性を事前に確認
- 追加工事は必ず見積もりを取ってから判断
- 契約書に追加費用のルールを明記
リフォーム業者の種類と特徴
リフォームを請け負う業者には、大きく分けて7種類があります。それぞれの特徴を理解して、自分のリフォームに最適な業者タイプを選びましょう。
1. 大手ハウスメーカー


タマホーム、積水ハウス、ヘーベルハウスなどの大手企業です。
メリット
- ブランド力があり安心感がある
- 専任の担当者がつく
- 工事管理がしっかりしている
- 保証制度が充実
デメリット
- 費用が高額(中間マージンが発生)
- 実際の施工は下請け・孫請けが行う
- 小規模なリフォームは対応しないことも
おすすめな人:新築した自宅を同じメーカーでリフォームしたい、大規模リフォーム(500万円以上)を検討している
2. リフォーム専門業者


リフォームを専門に扱う会社です。全国展開の大手から地域密着の中小まで様々です。
メリット
- リフォームに特化した専門知識がある
- 様々な規模のリフォームに対応
- 大手ハウスメーカーより費用が安い
- 柔軟な提案ができる
デメリット
- 資格がなくても開業できるため、経験の浅い会社もある
- 実際の工事を下請けに丸投げする業者もある
おすすめな人:全面リフォームや複数箇所のリフォームを検討している
3. 工務店


地域密着で新築やリフォームを手がける会社です。
メリット
- 地域の信頼を得て長く営業している
- 小回りが利き、柔軟な対応が期待できる
- 大手より費用が安い
- 職人と直接やり取りできる
デメリット
- デザイン性は大手より劣る場合がある
- インテリアコーディネーターがいないことも
おすすめな人:地元の信頼できる業者に依頼したい、費用を抑えたい
4. 設計事務所


建築家やデザイナーが在籍する設計事務所です。
メリット
- デザイン性の高いリフォームが可能
- オーダーメイドの提案
- こだわりを実現できる
デメリット
- 費用が最も高額
- 設計料が別途かかる
- 工期が長くなる傾向
おすすめな人:デザイン性を最重視、予算に余裕がある、個性的なリフォームをしたい
5. 専門工事業者


水まわり、外壁、屋根、電気工事など、特定分野に特化した業者です。
メリット
- 専門分野の技術力が高い
- 費用が安い
- 迅速な対応
デメリット
- 専門外の工事は対応できない
- トータルコーディネートは苦手
おすすめな人:キッチンのみ、トイレのみなど、特定箇所のリフォーム
6. ホームセンター・家電量販店


ホームセンターや家電量販店のリフォームサービスです。
メリット
- 気軽に相談できる
- 設備機器と工事をセットで購入
- キャンペーンでお得になることも
デメリット
- 実際の工事は提携業者が行う
- 大規模リフォームには不向き
おすすめな人:設備交換など小規模なリフォーム
7. 職人個人店


大工、左官、塗装などの職人が個人で営業している業者です。
メリット
- 最も費用が安い
- 技術力が高い職人に直接依頼できる
デメリット
- 看板やホームページがなく見つけにくい
- 営業に慣れていない
- トータルコーディネートは期待できない
おすすめな人:知人からの紹介で信頼できる職人がいる
リフォーム成功のための事前準備
業者選びの前に、自分自身の準備も重要です。
【準備1】リフォームの目的を明確にする


なぜリフォームするのか、目的を明確にしましょう。
- 老朽化した設備の交換
- バリアフリー化
- 家族構成の変化への対応
- デザイン性の向上
- 省エネ化
目的が明確なほど、最適な業者を選びやすくなります。
【準備2】予算を決める


予算は最初に正直に伝えることが重要です。
良心的な業者は、予算内で最適なプランを提案してくれます。予算を隠すと、オーバースペックな提案をされる可能性があります。
【準備3】優先順位をつける


家族で話し合い、何を最優先するか決めておきましょう。
- デザイン性
- 機能性
- 価格
- 工期
- アフターサービス
すべてを完璧にするのは難しいため、優先順位を明確にすることで、満足度の高いリフォームが実現できます。
【準備4】情報収集をする


リフォーム雑誌、インターネット、ショールームなどで情報収集しましょう。
イメージを具体化することで、業者への伝え方が明確になります。
【まとめ】業者選びの7つのコツを実践しよう
リフォームで失敗しないための業者選びの7つのコツをまとめます。
7つのコツ(再確認)


- 必ず3社以上から相見積もりを取る
- 実績と口コミを必ず確認する
- 資格・許可を確認する
- 担当者との相性を重視する
- 見積書の内容を細かくチェック
- 現地調査の対応を見る
- 地域密着型の業者を優先する
最も重要なポイント
リフォーム経験者の約60%が後悔している「複数業者を検討しなかった」という失敗を避けるために、必ず3社以上から相見積もりを取ることが最も重要です。


1社目で気に入った業者に出会えることもありますが、比較することで各社の良し悪しが見えてきます。



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