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玄関ドアがゆっくり閉まらない原因と直し方|自分でできる調整方法を徹底解説

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玄関ドアがゆっくり閉まらない原因は、ほぼ「ドアクローザー」にある

玄関ドアを開けると、静かにゆっくり閉まるように制御している部品があります。

それがドアクローザー(ドアチェック)です。

ドアの上部についている油圧式のアームのような装置で、内部にオイルが封入されており、そのオイルの流量を絞ることでドアがゆっくり閉まる仕組みになっています。

玄関ドアがバタンと勢いよく閉まる・途中から急に速くなる・ゆっくり閉まらないといった症状のほとんどは、このドアクローザーの不具合が原因です。

ドアクローザーが劣化するとどうなるか

ドアクローザーの内部オイルは、年数が経つにつれて劣化・漏れが起きます。

オイルが減ると油圧が下がり、ドアの速度を制御できなくなります。

その結果、ドアが勢いよく閉まる・バタンと大きな音を立てる・風が吹くと一気に閉まるなどの症状が出始めます。

一般的なドアクローザーの寿命は10〜15年とされており、築年数が経った住宅では特に注意が必要です。

オイル漏れのサインを見逃さないで

ドアクローザー本体や取り付けアームのまわりに、茶色っぽい油染み・ベタつきがある場合はオイル漏れのサインです。

この状態になると、速度調整をしても改善しないケースがほとんどで、本体の交換が必要になります。

オイル漏れを放置すると、ドアが急に閉まって指を挟む・強風でドアが開きっぱなしになるなど、安全面でのリスクも高まります。

自分で直せる?速度調整弁を回して速さを変える方法

オイル漏れがなく、ドアクローザー本体に問題がない場合は、速度調整弁(スピードコントロールバルブ)を回すだけで改善できることがあります。

特別な工具はほとんど不要で、作業時間も10〜15分程度です。

速度調整弁の場所と見つけ方

ドアクローザーの本体(ドア上部に取り付けられた箱状の部品)を正面から見ると、小さなネジが1〜3個あります。

これが速度調整弁で、メーカーによって本数や配置が異なりますが、多くの場合「1」「2」「3」と番号が刻印されています。

番号の意味は以下のとおりです。

  • 第1速(バックチェック):ドアを開けるときの抵抗を調整
  • 第2速:ドアが閉まり始めから中間まで(ゆっくり閉まる区間)の速度を調整
  • 第3速(ラッチングアクション):ドアが閉まる直前(最後の15度くらい)の速度を調整

ゆっくり閉まらない場合は、主に第2速の調整が効果的です。

調整ネジの回し方・コツ

調整ネジは時計回りで速度が遅く(遅くしたい場合は右に回す)、反時計回りで速度が速くなります

一度に大きく回しすぎると、今度は閉まらなくなる・ドアが途中で止まるといったトラブルになるため、1/4回転(90度)ずつ回して様子を見るのが鉄則です。

調整後は必ず実際にドアを開閉して速度を確認してください。

調整しても直らない場合のチェックポイント

速度調整弁を回しても改善しない場合は、以下を確認してください。

  • ネジを回しきっても変化がない → オイル漏れによる油圧低下の可能性が高い
  • アームが歪んでいる・ガタついている → 取り付けビスの緩みや変形
  • ドア自体が傾いている → 蝶番(ちょうつがい)の調整が必要なケース

これらが原因の場合、調整ではなく部品交換やドア自体の調整が必要になります。

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ドアクローザーを自分で交換する方法と注意点

オイル漏れや経年劣化でドアクローザーの交換が必要になった場合、DIYで対応できるケースもあります。

ただし、取り付けに失敗するとドアが正常に動作しなくなるリスクがあるため、手順をしっかり理解したうえで作業しましょう。

交換前に確認すること

まず、現在取り付けられているドアクローザーのメーカーと型番を確認します。

本体に刻印されていることが多く、RYOBI(リョービ)・MIWA(美和ロック)・NEWSTAR(ニュースター)・DORMA(ドルマ)などが国内で多く使われています。

同じメーカーの後継品を選ぶと、取り付け穴の位置が合いやすく、交換がスムーズです。

取り付け方式には「パラレル型」「スタンダード型」「コンシールド型(隠し型)」があり、現在の取り付け方式と同じものを選ぶのが基本です。

DIY交換の大まかな手順

交換の流れは次のとおりです。

  1. 既存のドアクローザーのアームを取り外す(ドアを開けた状態で作業)
  2. 本体を固定しているビスを外して本体を取り外す
  3. 新しいドアクローザーの本体を取り付ける
  4. アームを本体とドアに接続する
  5. 速度調整弁で開閉速度を調整する

取り付けビスの位置が新旧でずれる場合は、穴を埋めてから新たに下穴を開ける作業が必要になります。

この工程に不安がある場合は、無理せず業者へ依頼することをおすすめします。

交換の際に気をつけたいこと

作業中は必ずドアが突然閉まらないよう、ドアストッパーや木材でドアを固定した状態で行ってください。

特にアームを取り外した状態ではドアが制御されていないため、風や自重で急に閉まることがあり大変危険です。

また、アームの取り付け角度を間違えると、ドアが全開しない・途中で引っかかるといった不具合が生じるため、取り付け説明書の図を必ず確認しながら進めましょう。

業者に頼む場合の費用と選び方

DIYに自信がない・時間がないという場合は、業者へ依頼するのが安心です。

費用の目安と、業者選びで失敗しないポイントを解説します。

ドアクローザー交換の費用相場

業者によるドアクローザー交換の費用は、部品代+工賃で1万5,000円〜3万円程度が一般的な相場です。

部品のグレードや業者によって差があり、電気錠連動型や防火対応品などの高機能モデルは費用が高くなります。

また、マンションの玄関ドアは管理組合の規約によって勝手に交換できない場合があるため、事前に管理会社や管理組合に確認が必要です。

業者選びで失敗しないポイント

鍵・ドア専門の業者、リフォーム会社、メーカーのサービス窓口などに依頼できます。

業者を選ぶ際は、見積もりを複数社から取って比較することが基本です。

電話口で「〇〇円〜」と言われた金額はあくまで目安で、現地確認後の見積もりで金額が大幅に変わるケースも多いため、必ず書面での見積もりをもらってから契約しましょう。

悪質な業者は「今日だけの特別価格」などと急かしてくることがあります。

その場で即決せず、一度持ち帰って検討する姿勢が大切です。

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火災保険が使えるケースもある

台風・強風・飛来物などによってドアクローザーが破損した場合は、火災保険(風災補償)が適用できるケースがあります。

経年劣化による故障は保険対象外ですが、自然災害が原因の場合は申請できる可能性があります。

加入している保険会社に問い合わせて確認してみましょう。

放置すると危険!ゆっくり閉まらない状態を続けるリスク

「少し勢いよく閉まる程度」と軽く考えて放置している方も多いですが、ドアクローザーの不具合は生活上のリスクに直結します。

子どもや高齢者への怪我リスク

ドアが勢いよく閉まると、小さな子どもや高齢者が手や指を挟む事故につながります。

特に子どもは大人より反応が遅く、重いドアに指を挟まれると骨折などの重傷になることもあります。

ドアクローザーが本来果たすべき「安全にゆっくり閉まる」という機能は、家族の安全を守るために欠かせないものです。

ドア本体・枠への二次被害

毎回バタンと強く閉まることで、ドア枠や戸当たりゴム、蝶番への負担が蓄積されます。

長期間放置すると、ドア枠の歪み・蝶番のネジ穴崩壊・気密パッキンの劣化が進み、最終的にはドア全体の交換が必要になるケースもあります。

ドアクローザーの交換費用に比べ、ドア本体の交換は数十万円単位のコストになります。

早めの対処が結果的に出費を抑えることにつながります。

防犯・防音への影響

ドアクローザーが正常に機能していないと、ドアが完全に閉まりきらず隙間が生じることがあります。

この状態では気密性が下がり、外からの音・冷気・虫の侵入が増えるだけでなく、不完全なラッチ(掛け金)により防犯性も低下します。

「最近ドアが閉まりきらない気がする」と感じたら、ドアクローザーだけでなく錠前やラッチの状態も合わせて確認することをおすすめします。

マンションの場合は管理組合への確認が必須

マンションの玄関ドアは、「専有部分」ではなく「共用部分」に分類されることがほとんどです。

これは、ドアが建物の外観・防火区画・防犯に関わる設備だからです。

勝手に交換すると規約違反になる可能性

管理組合の承認なしにドアクローザーを交換してしまうと、管理規約違反となり、元に戻すよう求められるケースがあります。

特に防火ドア(防火設備)として認定されている玄関ドアは、ドアクローザーも認定品でなければならない場合があり、市販品への交換が認められないこともあります。

まずは管理会社か管理組合に「ドアクローザーの交換は可能か・指定業者はあるか」を確認しましょう。

速度調整のみなら自己判断でOKな場合も

部品の交換ではなく速度調整弁を回すだけの作業であれば、自己判断で行っても問題ない管理組合がほとんどです。

ただし、不安な場合は一言確認を取っておくと安心です。

【まとめ】玄関ドアがゆっくり閉まらないのはドアクローザーの劣化・調整不足が原因。速度調整弁で直ることも多いが、オイル漏れがあれば早めの交換を

玄関ドアがゆっくり閉まらない原因と対処法をまとめます。

  • 原因のほとんどはドアクローザーの劣化・調整不足
  • オイル漏れがなければ速度調整弁を右に回す(時計回り)だけで改善できることが多い
  • オイル漏れがある場合は本体交換が必要(費用目安:1万5,000円〜3万円)
  • DIYも可能だが、取り付けに不安があれば専門業者へ依頼するのが安心
  • 放置するとケガ・ドア破損・防犯リスクが高まるため早めの対処が大切
  • マンションの場合は管理組合への確認が必須

「なんか最近ドアの閉まりが速くなった気がする」という段階で気づいて対処できれば、費用も手間も最小限で済みます。

まずはドアクローザー本体のオイル漏れを確認し、漏れがなければ速度調整弁で調整してみてください。

それでも改善しない場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

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