「トイレ交換を自分でやれば業者に頼むより安く済む」そう考えて、DIYでトイレ交換に挑戦しようとしていませんか?
確かに、業者に依頼すると本体価格に加えて工事費が2〜5万円かかります。「その費用を浮かせたい」と考えるのは当然です。しかし、トイレ交換のDIYは失敗のリスクが非常に高く、結果的に業者に頼むより高額になるケースが後を絶ちません。
この記事では、実際にトイレ交換を自分でやって失敗した10の事例を詳しく紹介します。水漏れ、便器の破損、マンション下階への被害など、取り返しのつかない失敗を避けるために、必ず読んでください。
【結論】トイレ本体の交換は業者に依頼すべき
まず結論からお伝えします。
トイレ本体(便器本体)の交換は、DIYではなく専門業者に依頼することを強くおすすめします。
なぜ業者依頼をおすすめするのか?

- 水漏れのリスクが高すぎる
- 接続ミスで大量の水漏れが発生
- マンションの場合、階下に被害が及ぶ
- 損害賠償請求の可能性
- 便器の破損リスク
- 陶器製で非常に重い(20〜30kg)
- 落として割れると数万円〜十数万円の損失
- 排水芯の確認が複雑
- 一度取り外さないと確認できない
- 間違えると設置できない
- 結果的に高額になることが多い
- 失敗した便器の廃棄費用
- 業者を呼ぶ緊急対応費用
- 階下への補償費用(マンションの場合)
DIYで可能なのは「便座のみ」の交換

トイレ関連のDIYで比較的安全なのは、便座(ウォシュレットなど)のみの交換です。
便座交換であれば、特殊な工具も不要で、失敗のリスクも低いため、DIYでも対応可能です。
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【失敗例1】止水栓を閉め忘れて大洪水


最も多い失敗が、止水栓を閉め忘れたまま作業を始めることです。
失敗の内容
ウォシュレット(温水洗浄便座)の交換を自分で行う際、水道の元栓を閉め忘れた状態で作業を開始。給水管を外した瞬間、水が噴き出してトイレが水浸しになりました。
被害の実態
- トイレだけでなく、廊下や他の部屋まで水浸し
- マンションの場合、階下に水が漏れる
- 損害賠償を請求される可能性
実際の事例
あるマンション住民がウォシュレット交換時に止水栓を閉め忘れ、階下3世帯に水漏れ被害。階下の天井や壁紙の張り替え、家具の補償などで総額100万円以上の損害賠償を支払うことになりました。
対策
- 作業前に必ず止水栓を閉める
- 止水栓の場所を事前に確認
- マイナスドライバーで右方向に回して閉める
- 閉めた後、レバーを回して水が出ないか確認
【失敗例2】便器を落として破損


陶器製の便器は非常に重く(20〜30kg)、落とすと簡単に割れてしまいます。
失敗の内容
古い便器を取り外す際、重さに耐えきれず落としてしまい、便器が真っ二つに割れました。破片が飛び散り、床にも傷がつきました。
被害の実態
- 新しい便器の購入費用が無駄に(5万円〜15万円)
- 破損した便器の処分費用(5,000円〜1万円)
- 床の修理費用(状況により)
- 合計:6万円〜20万円以上の損失
対策
- 必ず2人以上で作業する
- 便器を移動させる際は、ゴミ袋に入れてから運ぶ
- 床に段ボールやクッション材を敷いておく
- 無理だと思ったらすぐに業者を呼ぶ
【失敗例3】排水芯のサイズを間違えた


失敗の内容
排水芯を測らずにトイレを購入。いざ設置しようとしたら、排水管の位置が合わず、便器が設置できませんでした。
排水芯とは?
排水芯とは、床から立ち上がっている排水管の中心位置が、後ろの壁から何mm離れているかを表す数値です。
一般的な排水芯
- 現代の標準:200mm
- 古い住宅:120mm、500mmなど様々
排水管の位置は基本的に動かせないため、排水芯に合ったトイレを選ばないと設置できません。
被害の実態
- 購入したトイレが使えない(返品できない場合も)
- 再度、正しい排水芯のトイレを購入
- 合計:10万円〜25万円の無駄
対策
- 事前に排水芯を必ず測る
- 便器を一度取り外して確認
- メーカーのサイトで現在のトイレから推奨品番を確認
- TOTOやLIXILのサイトには「品番検索」機能がある
【失敗例4】排水ソケットのサイズを間違えた


排水ソケット(便器と排水管をつなぐ部品)のサイズ選びも難易度が高いです。
失敗の内容
排水ソケットにはサイズや厚さが異なる4種類が存在しますが、どれが合うか分からず、間違ったサイズを購入。設置できずに何度もホームセンターと往復することになりました。
なぜ難しいのか?
排水ソケットのサイズは、便器を一度取り外してみないと確認できません。
しかも、便器を取り外した後は、その日のうちにトイレを使えるようにしなければならないため、時間的プレッシャーがあります。
被害の実態
- ホームセンターとの往復で半日以上浪費
- トイレが使えない時間が長引く
- 精神的ストレス
対策


- 全種類の排水ソケットを事前に購入しておく
- 合わなかったものは後で返品
- または、最初から業者に依頼する
【失敗例5】接続が不十分で水漏れ


給水管や排水ソケットの接続が不十分で、数日後に水漏れが発生するケースです。
失敗の内容
ウォシュレット交換時、給水ホースの接続が不十分だったため、設置から3日後に水漏れが発生。気づいた時には床下に大量の水が染み込んでいました。
なぜ起こるのか?
- 給水ホースや配管の接続部品が多く、向きもある
- しっかり固定できていないと、徐々に緩んで水漏れ
- 設置直後は問題なくても、数日〜数週間後に水漏れすることも
被害の実態
- 床下への浸水
- 建物の躯体の劣化
- マンションの場合、階下への被害
- 合計:数万円〜数十万円の修理費用
対策
- 接続部分は確実に締める
- 設置後、数時間は水漏れがないか頻繁にチェック
- 床が濡れていないか毎日確認
【失敗例6】タンクの組み立てを間違えた


トイレタンクは分解された状態で届くため、自分で組み立てる必要があります。
失敗の内容
タンクの組み立て時に、給水管やオーバーフロー管の接続を間違え、水が正常に溜まらなくなりました。
タンクの複雑さ
タンク内部には次のような部品があります。
- 給水管
- オーバーフロー管
- フロートバルブ
- 止水栓
- トイレレバー
- パッキン
- 内蓋
これらを正しく組み立てる必要がありますが、説明書が分かりにくいことも多いです。
被害の実態
- 水が溜まらない、流れない
- 何度も組み直す必要
- 半日〜1日の作業時間浪費
対策
- 取扱説明書をよく読む
- YouTubeなどで組み立て動画を確認
- 分からない場合は業者に依頼
【失敗例7】便器の設置位置がずれた


便器の設置位置がずれると、使用時に不便なだけでなく、排水にも問題が生じます。
失敗の内容
便器の位置決めを失敗し、壁から遠すぎる(または近すぎる)位置に設置してしまいました。座った時に違和感があり、使いにくいトイレになりました。
なぜ起こるのか?
- 型紙を正確に合わせられない
- 排水ソケットの接続に気を取られて位置がずれる
- 一度設置すると、やり直しが困難
被害の実態
- 使いにくいトイレになる
- やり直すには再度取り外しが必要
- 精神的ストレス
対策
- 位置確認用の型紙を正確に使う
- 設置前に何度も確認
- マスキングテープで目印をつける
【失敗例8】作業時間が想定の3倍以上かかった


「半日で終わる」と思っていたのに、実際には丸1日以上かかったという失敗です。
失敗の内容
YouTubeでは「簡単にできる」と紹介されていたので挑戦しましたが、実際には予想外のトラブルが連続。結局、12時間以上かかり、深夜0時まで作業することになりました。
時間がかかる理由
- 古いトイレの場合、接続部分が固着している
- ボルトが錆びて外れない
- 排水ソケットのサイズが合わず、ホームセンターに何度も往復
- 説明書が分かりにくい
被害の実態
- 丸1日以上トイレが使えない
- 家族に迷惑がかかる
- 精神的・肉体的疲労
実際の事例
ある方の体験談では、「午前10時に開始→午後11時半に完了。実に12時間に及ぶ苦闘の連続であった…ロングのトライアスロンみたいにキツかった」とのことです。
対策
- 時間に余裕を持って作業開始
- 家族には「丸1日かかる」と伝えておく
- トラブルが起きたらすぐに業者を呼ぶ判断を
【失敗例9】合わないトイレを購入した


自宅のトイレに合わないトイレやウォシュレットを購入してしまった失敗です。
失敗の内容
トイレの便器には「一般洋式便器」「ワンピース型便器」「隅つきタンク式腰掛便器」の3種類があります。隅つきタンク式腰掛便器の場合、給水管の長さによってはウォシュレットが設置できない場合があります。
また、コンセントの位置が新しいウォシュレットと合わずに交換できないケースも。
被害の実態
- 購入したトイレやウォシュレットが無駄に
- 再購入の費用
- 返品できない場合、数万円〜十数万円の損失
対策
- 自宅のトイレのタイプを事前に確認
- メーカーに問い合わせて適合性を確認
- コンセントの位置も確認
【失敗例10】工具が足りず作業が進まない
必要な工具を揃えていなかったため、作業が進まなかった失敗です。
失敗の内容
作業を始めてから「この工具が必要だった」と気づき、ホームセンターに買いに行く羽目に。何度も往復することになり、時間と交通費が無駄になりました。
必要な工具一覧
トイレ交換には多くの工具が必要です。
基本工具
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- モンキーレンチ
- ウォーターポンププライヤー
- メジャー
- カッター
- バケツ
- 雑巾
- ゴム手袋
その他
- 新聞紙またはブルーシート
- ゴミ袋(大)
- マスキングテープ
- 段ボール
これらを全て揃えると、2,000円〜5,000円程度かかります。
対策
- 事前に必要な工具リストを作成
- 100円ショップで購入できるものは活用
- 足りない工具は事前に購入
DIYと業者依頼の費用比較
「DIYの方が安い」と思われがちですが、実際はどうでしょうか?
DIYの場合の総費用
必要な費用


- トイレ本体:4万円〜15万円(グレードによる)
- 工具:2,000円〜5,000円
- 排水ソケットなどの部品:1,000円〜3,000円
- 古いトイレの処分費用:5,000円〜1万円
- 合計:4.8万円〜16.8万円
失敗した場合の追加費用


- 破損した便器の再購入:5万円〜15万円
- 業者の緊急対応費用:3万円〜10万円
- 階下への補償(マンションの場合):数十万円〜数百万円
- 合計:最悪の場合、数十万円〜数百万円
業者依頼の場合の総費用


費用内訳
- トイレ本体:4万円〜15万円
- 工事費:2万円〜5万円
- 古いトイレの処分費用:5,000円〜1万円(工事費に含まれることも)
- 合計:6.5万円〜21万円
費用比較の結論


成功した場合:DIYの方が2万円〜5万円安い
失敗した場合:DIYの方が数十万円〜数百万円高くなる
つまり、「失敗のリスクを考えると、業者に依頼した方が賢明」と言えます。
業者に依頼すべき理由5つ
改めて、なぜ業者に依頼すべきなのかをまとめます。
【理由1】失敗のリスクがゼロ


プロの業者に依頼すれば、水漏れや破損のリスクがほぼゼロです。万が一、施工ミスがあっても業者の責任で対応してもらえます。
【理由2】作業時間が短い


プロの業者なら、トイレ交換は40分〜2時間程度で完了します。DIYの場合、半日〜丸1日以上かかることを考えると、圧倒的に早いです。
【理由3】適切な商品を選んでくれる


業者に依頼すれば、自宅のトイレに合った商品を選んでくれます。排水芯のサイズや排水ソケットの種類も、業者が確認して適切なものを用意してくれます。
【理由4】保証がある


業者に依頼すれば、施工後1〜5年の保証がつきます。万が一、水漏れなどのトラブルが発生しても、無償で対応してもらえます。
【理由5】古いトイレの処分もしてくれる


古いトイレの処分は意外と大変です。自治体の粗大ゴミとして出す場合、事前申請や運搬が必要です。業者に依頼すれば、古いトイレの撤去・処分まで全て対応してくれます。



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それでもDIYに挑戦する場合の注意点
どうしてもDIYに挑戦したい場合は、次の注意点を守ってください。
【注意点1】便座のみの交換に限定する
トイレ本体(便器本体)の交換は避け、便座(ウォシュレットなど)のみの交換に限定しましょう。
便座交換であれば、次のメリットがあります。
- 特殊な工具が不要
- 作業時間が短い(1〜2時間)
- 水漏れのリスクが低い
- 失敗しても被害が少ない
【注意点2】マンションの場合は管理規約を確認
分譲マンションの場合、自分での施工を禁止している場合があります。必ず管理規約を確認し、工事を行う際は事前に管理組合に連絡しましょう。
【注意点3】時間に余裕を持つ
作業は時間に余裕を持って開始してください。「半日で終わる」と思っていても、実際には丸1日以上かかることも。
【注意点4】分からなくなったらすぐに業者を呼ぶ
作業中に「分からない」「できない」と思ったら、すぐに業者を呼びましょう。無理に続けると、取り返しのつかない失敗につながります。
よくある質問
トイレ交換のDIYに関するよくある質問をまとめました。
Q1. YouTubeでは簡単そうに見えますが、実際は難しいですか?
はい、YouTubeの動画は「うまくいった部分だけ」を編集して公開しています。
実際には、次のようなトラブルが起こり得ます。
- 古いトイレの接続部分が固着している
- ボルトが錆びて外れない
- 排水ソケットのサイズが合わない
プロの業者でも、想定外のトラブルに対応することがあります。素人が簡単にできるとは限りません。
Q2. 便座(ウォシュレット)の交換もリスクがありますか?
便座交換は、トイレ本体の交換と比べるとリスクは低いです。
ただし、次の失敗例があります。
- 止水栓を閉め忘れて水漏れ
- 給水ホースの接続が不十分で水漏れ
- 合わない便座を購入してしまう
リスクを避けるため、説明書をよく読み、慎重に作業してください。
Q3. DIYで失敗した場合、業者は対応してくれますか?
はい、対応してくれますが、緊急対応費用として通常より高額になります。
また、DIYで破損した便器は保証対象外のため、新たに購入する必要があります。
Q4. トイレ本体の交換を業者に依頼すると、どれくらいの費用がかかりますか?
一般的な費用は次の通りです。
- トイレ本体:4万円〜15万円
- 工事費:2万円〜5万円
- 合計:6万円〜20万円程度
グレードや工事内容によって異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
Q5. 賃貸住宅でもトイレ交換はできますか?
賃貸住宅の場合、大家の承諾が必要です。
無断で交換すると、退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。必ず事前に大家または管理会社に相談してください。
まとめ:トイレ交換は業者に依頼が賢明
トイレ交換を自分でやって失敗した10の事例を紹介しました。
10の失敗例(再確認)


- 止水栓を閉め忘れて大洪水
- 便器を落として破損
- 排水芯のサイズを間違えた
- 排水ソケットのサイズを間違えた
- 接続が不十分で水漏れ
- タンクの組み立てを間違えた
- 便器の設置位置がずれた
- 作業時間が想定の3倍以上かかった
- 合わないトイレを購入した
- 工具が足りず作業が進まない
最も重要なポイント
トイレ本体(便器本体)の交換は、DIYではなく専門業者に依頼しましょう。
理由は次の通りです。
- 水漏れのリスクが高すぎる
- 便器の破損リスクがある
- 失敗すると業者依頼より高額になる
- マンションの場合、階下に被害が及ぶ
DIYで可能なのは便座のみ
どうしてもDIYで費用を抑えたい場合は、便座(ウォシュレット)のみの交換に限定してください。
便座交換であれば、リスクが低く、DIYでも対応可能です。
業者選びのポイント
トイレ交換を業者に依頼する場合は、次のポイントを押さえましょう。
- 複数の業者から見積もりを取る(3社以上推奨)
- 施工実績を確認する
- 保証内容を確認する(1年以上が望ましい)
- 口コミ・評判をチェックする



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最後に
「DIYで費用を節約したい」という気持ちは理解できますが、トイレ交換は失敗のリスクが非常に高い作業です。
節約のつもりが、結果的に数十万円〜数百万円の損失につながることも。特にマンションの場合、階下への被害で損害賠償を請求される可能性もあります。
この記事で紹介した失敗例を参考に、慎重に判断してください。少しでも不安がある場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。













