灯油タンクの撤去、どこに頼めばいいか迷っていませんか?
「オール電化にするから灯油タンクが不要になった」「古くなって錆びてきた」「灯油が漏れている」など、灯油タンク(ホームタンク・石油タンク)の撤去を検討する理由はさまざまです。
しかし、いざ撤去しようと思っても、「どこに頼めばいいのかわからない」「費用はいくらかかるのか」「中に灯油が残っているけど大丈夫か」と悩む方が非常に多いのが実情です。
この記事では、灯油タンク撤去を依頼できる5つの業者、それぞれの費用相場、メリット・デメリット、失敗しない業者の選び方まで徹底解説します。
灯油タンク撤去を依頼できる5つの業者
灯油タンクの撤去は、以下の5種類の業者に依頼できます。それぞれ特徴が異なるため、自分の状況に合った業者を選ぶことが重要です。
1. 灯油販売店・配達業者【最もおすすめ】

メリット:
- 灯油タンクの取り扱いに慣れている専門業者
- 残っている灯油の処理も任せられる
- タンク内の洗浄やガス抜きなど、安全な撤去手順を熟知している
- 定期的に灯油を購入している顧客なら割引がある場合も
- 地域密着型で対応が早い
- 撤去だけでなく交換も対応可能
デメリット:
- 自分で業者を探す必要がある(普段利用していない場合)
- 地域によっては対応業者が少ない
費用相場:
- 90Lタンク撤去:3万円〜5万円
- 490Lタンク撤去:5万円〜10万円
- 残油処理費:別途3,000円〜5,000円

こんな方におすすめ:
- 定期的に灯油を購入している業者がある
- 専門業者に安全に処理してほしい
- 将来的に新しいタンクへの交換も検討している
2. ガス会社(プロパンガス・都市ガス)

メリット:
- ガス機器の設置と同時に灯油タンクを撤去できる
- 一括で依頼できるため手間が少ない
- ガス会社のネットワークで信頼できる業者を紹介してくれることも
- オール電化への切り替えサポートもある場合がある
デメリット:
- ガスへの切り替えが前提となる
- 灯油タンク撤去のみでは対応していない場合がある
- 費用が若干高めになる可能性

こんな方におすすめ:
- 灯油からガスに切り替えたい
- 給湯器などの設備も一緒にリフォームしたい
- ワンストップで対応してほしい
3. リフォーム会社・工務店

メリット:
- 住宅のリフォームと同時に依頼できる
- 撤去後の整地や外構の補修まで対応可能
- 建物の構造を理解しているため、配管の処理も適切
- 給湯器やボイラーの交換も一緒に依頼できる
デメリット:
- 灯油タンク撤去単体では割高になる可能性
- 灯油の専門知識がない業者もいる
- 下請けに出す場合、中間マージンが発生

こんな方におすすめ:
- 住宅のリフォームを計画している
- 撤去後の外構工事も依頼したい
- すでに付き合いのある工務店がある
4. 不用品回収業者

メリット:
- 即日対応可能な業者が多い
- 他の不用品もまとめて回収してもらえる
- 土日祝日でも対応可能
- 電話一本で駆けつけてくれる
デメリット:
- 灯油の専門知識がない業者が多い
- 残油の処理を断られる場合がある
- 料金が不明瞭な業者もいる
- 安全な撤去手順を踏まない可能性がある
- 悪質な業者に当たるリスクがある

注意点:
不用品回収業者に依頼する場合、必ず灯油タンクの取り扱い実績があるか確認してください。 残油やガスが残ったままのタンクを不適切に扱うと、火災や爆発の危険性があります。
こんな方におすすめ:
- 引っ越しなどで急いでいる
- 他にも大量の不用品がある
- すでに灯油は完全に使い切っている
5. 金属スクラップ業者(無料回収業者)

メリット:
- 無料で引き取ってもらえる(業者による)
- 自分でタンクを運び出せば、費用をかけずに処分できる
デメリット:
- 残油がある場合は引き取ってもらえない
- 安全な撤去手順を踏まない可能性が高い
- 配管の取り外しなどは自分で行う必要がある
- 信頼性に欠ける業者もいる
- 回収日が不定期

注意点:
無料回収業者の中には、古物商許可証を持たない違法業者もいます。また、灯油タンクの安全な取り扱い知識がない場合も多いため、残油がある状態では絶対に依頼しないでください。
こんな方におすすめ:
- 完全に空で、配管も自分で外せる
- とにかく費用を抑えたい
- DIYに慣れている
灯油タンク撤去の費用相場を詳しく解説
タンクサイズ別の費用相場
灯油タンクの撤去費用は、タンクのサイズ、設置場所、残油の有無によって大きく変わります。
90L(小型タンク・室内用)

費用相場:3万円〜5万円
内訳:
- タンク本体処分費:5,000円〜10,000円
- 作業費:15,000円〜25,000円
- 配管撤去費:5,000円〜10,000円
- 残油処理費:3,000円〜5,000円(別途)
作業時間:1〜2時間
200L〜490L(大型タンク・屋外用)

費用相場:5万円〜10万円
内訳:
- タンク本体処分費:10,000円〜20,000円
- 作業費(2人作業):20,000円〜40,000円
- 配管撤去費:10,000円〜20,000円
- 束石撤去費:5,000円〜10,000円(希望する場合)
- 残油処理費:5,000円〜10,000円(別途)
作業時間:2〜4時間
追加費用が発生するケース
以下のような場合、上記の相場よりも費用が高くなります。

1. 残油が大量に残っている
- 追加費用:5,000円〜15,000円
2. タンクが複数ある
- 2台目以降は割引される場合もあるが、基本的には台数分の費用がかかる
3. 設置場所が特殊(高所、狭小地)
- 追加費用:10,000円〜30,000円
4. 地中に配管が埋まっている
- 掘り起こし作業が必要な場合:30,000円〜100,000円
5. 整地・外構の復旧が必要
- 整地費用:10,000円〜50,000円
- 外構復旧:30,000円〜100,000円
6. 土壌汚染の処理が必要
- 油が漏れて土壌が汚染されている場合、土の入れ替えが必要
- 追加費用:100,000円〜数百万円(汚染の程度による)
灯油タンク撤去の流れ
ステップ1:業者に連絡・現地調査

まずは業者に連絡し、現地調査を依頼します。多くの業者は無料で現地調査を行ってくれます。
調査内容:
- タンクのサイズと種類
- 設置場所と撤去のしやすさ
- 残油の量
- 配管の状況
- 土台(束石)の状態
ステップ2:見積もりの確認

現地調査後、1週間程度で見積もりが提示されます。
見積もりで確認すべきポイント:
- 作業内容が詳細に記載されているか
- 残油処理費が含まれているか
- 追加費用が発生する条件
- 作業日数
- 保証内容
ステップ3:契約・作業日の決定

見積もりに納得したら契約し、作業日を決定します。
ベストな作業時期:
- 春〜秋(5月〜10月)がおすすめ
- 冬は地面が凍結しているため作業が困難
- 雪が降る前に撤去するのが理想的
ステップ4:灯油の抜き取り

作業当日、まず残っている灯油を専用機器で抜き取ります。
作業内容:
- バキュームカーや専用ポンプで残油を吸い出す
- タンク内を洗浄
- 可燃性ガスの有無を確認
ステップ5:配管の取り外し

給湯器やボイラーにつながっている配管を取り外します。
作業内容:
- 地上配管の切断
- 地中配管の撤去(必要に応じて)
- 配管の穴埋め処理
ステップ6:タンク本体の撤去
タンク本体を固定しているボルトを外し、撤去します。
作業内容:
- 固定ボルト・バンドの取り外し
- タンク本体の解体(大型の場合)
- 束石の撤去(希望する場合)
- トラックへの積み込み
ステップ7:現場の清掃・整地
最後に、タンクがあった場所を清掃・整地します。
作業内容:
- ゴミや部品の撤去
- 簡易的な整地
- 外構の復旧(別途費用)
ステップ8:完了確認・支払い
作業完了後、施主が確認し、問題なければ支払いを行います。
失敗しない業者選びの7つのポイント
ポイント1:灯油タンクの取り扱い実績を確認
必ず「灯油タンクの撤去実績がある業者」を選びましょう。
確認方法:
- ホームページに施工事例があるか
- 電話で「年間何件くらい灯油タンクを撤去していますか?」と質問
- 口コミやレビューを確認
ポイント2:残油処理に対応しているか
残油がある場合、必ず残油処理に対応している業者を選んでください。
質問すべき内容:
- 残油の処理方法
- 処理費用
- タンク内の洗浄まで行うか
ポイント3:見積もりが詳細で明確
優良業者の見積書:
- 作業内容が項目ごとに分かれている
- 材料費、人件費、処分費が明記されている
- 追加費用が発生する条件が記載されている
「一式○○円」といった曖昧な見積もりの業者は避けましょう。
ポイント4:現地調査を無料で行ってくれる
信頼できる業者は、無料で現地調査を行い、正確な見積もりを出してくれます。
電話だけで見積もりを出す業者は要注意です。 現地の状況を見ずに正確な見積もりは出せません。
ポイント5:保険に加入している
作業中の事故に備えて、損害賠償保険に加入している業者を選びましょう。
確認すべき保険:
- 請負業者賠償責任保険
- 施設賠償責任保険
ポイント6:複数社から見積もりを取る
必ず3社以上から見積もりを取りましょう。
比較ポイント:
- 総額だけでなく、内訳を比較
- 作業内容の違い
- 保証内容
- 対応の丁寧さ
極端に安い業者は、安全な撤去手順を省略している可能性があるため注意が必要です。
クロノ相見積もりするなら、メールアドレスと郵便番号だけで利用できるホームプロ
ホームプロとは?
ポイント7:口コミ・評判を確認
確認方法:
- Googleマップのレビュー
- 地域の掲示板(ジモティーなど)
- 知人や近所の人からの紹介
ただし、極端に良い口コミばかりの場合は、自作自演の可能性もあるため注意してください。
自分で灯油タンクを撤去できる?DIYのリスク
DIYでの撤去は非推奨
結論から言うと、灯油タンクの撤去を自分で行うことはおすすめできません。
DIYが危険な理由:
1. 火災・爆発のリスク
- タンク内に残った灯油や可燃性ガスに引火する可能性
- 静電気でも引火する場合がある
2. 環境汚染のリスク
- 残油を適切に処理しないと土壌汚染になる
- 下水に流すと法律違反(懲役5年以下の罰則あり)
- 河川や土壌に流出すると、多額の損害賠償を背負うリスク
3. ケガのリスク
- 大型タンクは50kg以上ある
- 錆びた部品で手を切る
- 転倒・落下の危険
4. 廃棄処理の問題
- 灯油タンクは粗大ごみとして回収できない自治体が多い
- 不法投棄は犯罪
どうしてもDIYしたい場合の最低条件
それでもDIYで撤去したい場合は、以下の条件を満たす場合のみです。
条件:
- 灯油が完全に使い切られている
- タンク内を完全に洗浄し、可燃性ガスがないことを確認
- 配管が簡単に取り外せる
- 小型タンク(90L以下)
- 自治体または金属スクラップ業者が引き取りに対応
それでも、専門業者に依頼する方が安全で確実です。
灯油タンクの撤去に関するよくある質問(Q&A)
- 灯油タンクの撤去に自治体の届け出は必要ですか?
-
一般家庭用の灯油タンク(200L未満)であれば、基本的に届け出は不要です。
ただし、200L以上のタンクは「少量危険物貯蔵取扱所」に該当するため、設置時に消防署への届け出が必要だった可能性があります。撤去する際も、念のため消防署に確認することをおすすめします。
- 灯油が大量に残っていますが、撤去できますか?
-
はい、可能です。専門業者であれば、残っている灯油を専用機器で抜き取り、適切に処理してくれます。ただし、残油処理費として3,000円〜10,000円程度の追加費用がかかります。
- 冬でも撤去できますか?
-
地域によっては可能ですが、おすすめできません。
特に積雪地域や寒冷地では、地面が凍結しているため束石の撤去が困難です。また、タンク内の灯油が凍結している場合もあります。
春〜秋(5月〜10月)に撤去するのがベストです。
- 撤去後、跡地はどうなりますか?
-
基本的には更地(土の状態)になります。
整地作業や外構の復旧を希望する場合は、別途費用がかかります。見積もり時に相談しましょう。
- 撤去費用は火災保険で補償されますか?
-
基本的に補償されません。
ただし、自然災害(台風、地震など)でタンクが破損し、撤去が必要になった場合は、火災保険の補償対象になる可能性があります。保険会社に確認してください。
- 撤去にどのくらいの時間がかかりますか?
-
タンクのサイズによって異なります。
- 90L(小型):1〜2時間
- 490L(大型):2〜4時間
ただし、配管の撤去や整地作業を含む場合は、半日〜1日かかることもあります。
- 立ち会いは必要ですか?
-
基本的に必要です。
作業開始時と完了時の確認のため、最低でも2回は立ち会う必要があります。
- 古い灯油はどう処分すればいいですか?
-
業者に依頼するのが最も安全です。
自分で処分する場合は、ガソリンスタンド(有人)に持ち込むか、灯油販売店に相談してください。絶対に下水や土に流してはいけません。
まとめ:灯油タンク撤去は専門業者に依頼するのが安全・確実
灯油タンクの撤去は、安全性と環境への配慮が必要な作業です。適切な業者に依頼することで、トラブルなくスムーズに撤去できます。
この記事のポイント
- 灯油タンク撤去は5つの業者に依頼できる
- 灯油販売店(最もおすすめ)
- ガス会社
- リフォーム会社・工務店
- 不用品回収業者
- 金属スクラップ業者
- 費用相場は3万円〜10万円
- 90L:3万円〜5万円
- 490L:5万円〜10万円
- 残油処理費は別途
- 業者選びのポイント
- 実績のある専門業者を選ぶ
- 現地調査を無料で行ってくれる
- 見積もりが詳細で明確
- 必ず3社以上から見積もりを取る
- DIYは危険なので非推奨
- 火災・爆発のリスク
- 環境汚染のリスク
- 専門業者に任せるのが安全
- 撤去のベストシーズンは春〜秋
- 冬は地面が凍結して作業困難
- 5月〜10月がおすすめ
最終的なアドバイス
灯油タンク撤去を依頼する優先順位:
- 普段から灯油を購入している販売店(信頼性◎、費用◯)
- 地域の灯油販売店(専門性◎、費用◯)
- ガス会社(ガス切り替え時は◎)
- リフォーム会社・工務店(リフォーム時は◎)
- 不用品回収業者(急ぎの場合のみ、慎重に選ぶ)
灯油タンクは危険物を扱う設備のため、安さだけで業者を選ぶのは避けましょう。安全性と実績を重視し、複数社から見積もりを取って比較検討することが大切です。
適切な業者を選べば、火災や環境汚染のリスクなく、安全にタンクを撤去できます。まずは地域の灯油販売店やリフォーム会社などに相談してみることをおすすめします。



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