そろそろ水回りをリフォームしたいけど、老後のためにお金は少しでも貯めておきたい。
10年〜15年に1回おとずれるのが「リフォーム時期」です。
設備や住宅の部材は、経年劣化によって10〜15年ほどで傷むので、雨漏りや水漏れなどのトラブルが起きやすくなります。
しかし、老後や「もしも」のために、少しでもお金は貯めておきたいもの。
そこで、リフォーム費用を少しでも安くするために「リフォーム費用が安くなる時期」はあるのかを、工務店勤務経験がある私クロノが解説します。
リフォーム費用が安いのは閑散期とモデルチェンジ期
リフォーム会社ごとに違いがありますが、一般的に「閑散期」と「モデルチェンジ期」に依頼すると、費用を安くできる可能性があります。
安くリフォーム|閑散期
リフォームの閑散期は、一般的に5月下旬から7月・12月から2月です。この期間は、リフォームの件数が減り、閑散期となる会社が多いです。
特に外壁・屋根塗装など、外回りのリフォームについては天候に左右されるため、梅雨を避けて工事期間を決めます。
しかし、室内のリフォームであれば天候に左右されないため、外回りのリフォーム以外に内装工事の対応ができる会社は、閑散期となる梅雨や冬場に対応できる工事を受注すべく宣伝にパワーをそそぎます。
仕事がない期間があると、会社の経営に関わってしまうため、リフォーム工事を受注すべく、特別単価やセールを設定している会社が多いことが、閑散期が安い理由の1つです。
閑散期にリフォーム価格を下げることはない会社もあります。
私が勤めていた工務店でも、閑散期を理由にリフォーム価格を変えることはありませんでした。
リフォーム会社のHPやSNSをチェックして、梅雨や冬にセールをしていないか見て、依頼する時期を検討しましょう。
安くリフォーム|モデルチェンジ期
キッチンやユニットバスなどの大手住宅設備メーカーは、毎年2月〜4月に新商品の発表会を行い、モデルチェンジを行います。
すると、住宅設備を売っている会社やリフォーム会社で抱えている在庫が「旧モデル」となるため、在庫を処分すべく「在庫セール」が行われることが多いです。
家電量販店と同じシステムですね。
「欲しい!」と思われ、宣伝効果が高いのは、やはり新商品です。
少しでも早く古いモデルを売ってしまわないと、そのまま売れずに廃棄…なんてこともあるので、発表会が行われた後に在庫整理のためのセールが行われます。
水漏れなどのトラブルは早めの対処が1番安い
「少しでも安い時期に依頼しよう!」という気持ちを持つのは良いことですが、水漏れなどのトラブルがすでに起きている場合は、早めに対処するのが1番安く済みます。
水漏れを放置していて50万円以上水道料金の請求が来た…というケースもあるので、1日でも早く対処すべき時はすぐに依頼しましょう。
リフォーム工事を閑散期に依頼するメリット
- 打ち合わせに余裕をもてる
- 施工不良が発生するのを防止できる
- 欠品が原因で工期の遅れることが少ない
閑散期のメリット|打ち合わせに余裕をもてる
春と秋のリフォーム工事がしやすい時期は繁忙期となりやすく、リフォーム会社の方でも何組ものお客さんを抱えている状態なので、何度も打ち合わせをするのが難しいです。
余裕がない状態では、お互いに細かい部分まで配慮ができず「事前に聞いておけばよかった」という後悔が生まれることも少なくありません。
リフォーム工事を成功させるためには、工事前に細かい部分まで不安をなくしておくことが大切です。
「優柔不断だから、打ち合わせは余裕をもって進めたい」など、何度か打ち合わせをしてからリフォーム工事を進めたいと考えているなら、閑散期での依頼を検討しましょう。
閑散期のメリット|施工不良が発生するのを防止できる
繁忙期のリフォーム会社や業者のスケジュールは過密であることが多く、現場監督は1日に何箇所もまわり、業者はA現場が終わったらB現場…と現場を行き来しています。
忙しい状態の中で図面や仕様のやり取りをしていると「違う現場の図面だった…」などのミスが起こり、施工不良が発生してしまうことも少なくありません。
スタッフの人数が多い上に、管理体制が整っているリフォーム会社・業者であれば問題ないのですが、余裕がなくなると、どうしてもミスが発生しやすくなるので、繁忙期に依頼する際は注意しましょう。
閑散期のメリット|欠品が原因で工期の遅れることが少ない
繁忙期は全国的にリフォーム工事が盛んに行われるため、人気商品などは「欠品」となることが多く、欠品が原因で工期が遅れるケースもあります。
「お盆には孫が遊びに来るから、それまでにリフォームを終わらせたい」など、明確に工期の指定がある場合は、早めに工事の依頼をして、事前に希望工期を伝えておきましょう。
事前に伝えておけば、リフォーム会社の方で商品を確保しておくなど、対策をしてくれます。
リフォーム費用を繁忙期でも安くお得にする方法
- 型落ちの製品を選ぶ
- 複数箇所まとめてリフォームする
- 各種補助金・助成金を利用する
- 相見積もりをする
繁忙期でも安くお得にする方法|型落ちの製品を選ぶ
キッチンやユニットバスなどの住宅設備なら、毎年2月〜4月に新商品発表会が行われ、モデルチェンジ期となります。
少しでも安くリフォームがしたいなら、モデルチェンジで「旧モデル」となった型落ちの製品を選びましょう。
製品によって異なりますが、近年のモデルチェンジは「色・デザイン・追加機能」が変更になる程度の小さな変化であることが多いです。
10年前の製品と比べると大きな違いはありますが、数年の型落ちであれば機能・デザイン・使い勝手が大きく変わっていない場合が多いので、こだわりがなければ型落ちの製品を選ぶのがおすすめです。
繁忙期でも安くお得にする方法|複数箇所まとめてリフォームする
洗面脱衣室とユニットバス、外壁と屋根の塗装など複数箇所まとめてリフォームすることで、工事費用や人件費を節約できます。
リフォーム費用は大きく分けて「商品代・人件費・利益」となっており、人件費の部分は「何時間・何日かかったか」という点を基準に計算されるものです。
そのため、一緒に依頼できる箇所があればまとめてしまうことで、何度も依頼する必要がないので、繁忙期であっても1箇所ずつ依頼するよりも安くリフォームができます。
繁忙期でも安くお得にする方法|各種補助金・助成金を利用する
市区町村や国で、リフォーム工事に対する補助金・助成金制度が用意されていることがあるので、リフォームする前にチェックしましょう。
補助金・助成金制度によって異なりますが、一般的にはリフォーム工事が始まる前に申請をして、終わった後に完了報告をする形となっています。
工事を始めてしまった場合、対象外となる可能性が高いので、必ず手続きの流れや必要な書類を確認した上で工事を進めましょう。
リフォーム会社の中には、親切に「こういう補助金が使えますよ」と教えてくれる会社もあります。
しかし、補助金についての説明がないリフォーム会社もあるので、自分で市区町村や国のHPをチェックして、利用できるものがないか確認しましょう。
繁忙期でも安くお得にする方法|相見積もりをする
3社ほどから見積もりをもらって、価格を比較する相見積もりをすることで、より安くリフォームができます。
1社だけでは比較対象がないため「こんなものかな?」と思ってしまい、もっと安くリフォームができる可能性があることに気づけません。
できるだけ相見積もりをして、価格だけでなく内容・対応についてもチェックしながら、より安心して依頼できるリフォーム会社を選びましょう。
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リフォーム時期でよくある質問
リフォーム費用を安くお得にするには時期と4つのポイントが大事
リフォーム会社によって異なりますが、閑散期とモデルチェンジ期に依頼するとリフォーム費用を安くできる可能性があります。
また、依頼する時期だけでなく、3社で相見積もりをするなどの工夫をすると、よりリフォーム費用が安くなります。
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