「老朽化したカーポートを撤去したいけれど、どこに頼めばいいのかわからない…」そんなお悩みをお持ちではありませんか?実は、ホームセンターでもカーポートの撤去を依頼できる場合があります。この記事では、撤去費用の相場や依頼時の注意点、自分で解体する場合のリスクなど、分かりやすく解説します。
ホームセンターでカーポート撤去は依頼できる?

結論から言うと、多くのホームセンターではカーポートの撤去作業を請け負っています。ただし、全店舗で対応しているわけではなく、依頼可能かどうかは店舗ごと、また地域ごとに異なります。

カインズ・コメリ・ホーマック・ビバホームなどでは、リフォームカウンターやサービスデスクを通じて、外構工事の一環としてカーポート撤去を受け付けていることがあります。ただし、撤去のみの依頼が可能かは要確認です。
一般的には「カーポートの設置工事とセットでの依頼」となり、古いカーポートを新しく交換する際に、古いカーポートを撤去する工事がセットで依頼できる….という仕組みになっています!
依頼できるホームセンターの例(カインズ・コメリ・ホーマックなど)
- カインズ:エクステリア全般の施工に対応。Webサイトから簡易見積もりも可能。
- コメリ:リフォームサービス「コメリリフォーム」を通じて対応。地域によっては無料見積もりあり。
- ホーマック(DCM):店舗によって異なるが、外構工事の相談受付あり。
- ビバホーム:リフォームカウンターから解体・撤去の相談が可能。
いずれの店舗も対応可否はエリアごとに異なるため、事前の問い合わせが大切です。
ホームセンターにカーポートの撤去を依頼する際の流れ
依頼の基本的な流れ
ホームセンターにカーポートの撤去を依頼する際の注意点
ホームセンターでも対応エリアに限りがある
カーポートの撤去をホームセンターに依頼する際、意外と見落としがちなのが「対応エリアの制限」です。たとえば、イオンやカインズなど大手でも、リフォーム専門部署が限られた地域のみ対応していることがあります。
特に郊外や山間部では「対象外」となることも。せっかく見積もりを依頼しても、後日キャンセルされるケースもあるため、依頼前に「自宅住所が対応エリアに含まれているか」を必ず確認しましょう。





対応エリアを確認するには、各ホームセンターの公式サイトや店舗窓口で事前に問い合わせるのが確実です。
料金体系がわかりにくい場合がある
ホームセンターでは「基本料金+追加費用」が発生するケースが多く、料金体系がやや複雑なことがあります。
たとえば、屋根材の処分費や基礎コンクリートの撤去、残土処理費が別料金になる場合も。また、現地の状況によっては「高所作業費」や「特殊工具使用費」が加算されることも。



見積もり時点では安く見えても、最終的に思った以上の金額になることがあります。契約前に必ず「総額でいくらかかるのか」「追加費用が発生する条件」を確認しておきましょう。
工事の内容と仕上がりの希望を明確に伝える
カーポートの撤去には、「撤去のみ」で終えるのか、「撤去後に整地や補修も行うのか」によって作業内容が大きく変わります。
ホームセンターに依頼する場合、施主が細かく希望を伝えないと「最低限の撤去のみ」で完了してしまうことがあります。



たとえば「基礎の跡を埋めて欲しかった」「アスファルトを補修してほしかった」など、後悔するケースも。打ち合わせの段階で、撤去後の仕上がりイメージを写真や図で共有し、口頭だけでなく書面でも希望内容を残しておくことが大切です。
カーポート撤去の費用相場はどれくらい?
内容 | 相場価格 |
---|---|
1台用撤去 | 3〜5万円 |
2台用以上 | 5〜10万円 |
基礎処理追加費 | 1〜3万円 |
処分費 | 1〜2万円 |



上記はあくまで費用の目安です。店舗やカーポートの大きさなどによって金額が大きく変動する点に注意しましょう。
自分でカーポートを解体・撤去する方法とリスク
【手順編】自分でカーポートを解体する基本的な流れ
カーポートを自力で解体する際は、以下のような手順で進めます。
照明やセンサー付きの場合は、電気系統を必ずブレーカーで遮断し、安全を確保してから作業に入ります。
ポリカーボネートなどの屋根材は、ビスやフックで固定されているため、脚立や足場を使って慎重に外します。風がある日は作業を避けましょう。
柱は基礎のコンクリートにアンカーで固定されていることが多く、インパクトドライバーやハンマーなどの工具を使って取り外します。
柱を抜いたあとの地面に金具やコンクリートブロックが残る場合は、サンダーやバールを使って撤去します。



DIYでの作業には、最低限の工具と安全対策が必須です。高所作業があるため、2人以上での作業が望ましいでしょう。
必要な道具
- モンキーレンチ
- 電動ドライバー
- バール、ハンマー
- 保護メガネ・手袋
【注意点編】DIY解体で必ず気をつけたいポイント
カーポートの解体は一見シンプルに見えても、事故や破損のリスクが高いため、以下の点に十分注意が必要です。
- 強風・雨天での作業は厳禁
屋根材が風にあおられて飛ばされると、重大な事故につながる恐れがあります。 - 工具の扱いに不慣れな人は無理をしない
インパクトドライバーやサンダーなど、DIYで使い慣れていない工具はケガの原因になります。 - 脚立や足場の安定を確認
不安定な場所での作業は転落事故のリスクが高まります。必ず水平な場所に脚立を置き、作業中は常に安全帯を着用しましょう。 - 近隣への配慮を忘れずに
作業中の騒音や落下物で隣家や車に被害が及ばないよう、作業前に周囲を養生することも大切です。
専門業者とホームセンターの違いを比較
項目 | ホームセンター | 専門業者 |
---|---|---|
価格 | 比較的安価 | やや高めだが柔軟 |
相談窓口 | 店頭やWeb | 電話・Web中心 |
対応力 | パッケージ制 | 現地状況に応じて対応 |
アフター | 業者次第 | 手厚い傾向 |
撤去後の処分費用やリサイクルの方法は?
廃材処理は基本的に有料で、1〜2万円程度が相場です。粗大ごみ・産廃として処理するか、アルミなどの金属ならリサイクル回収業者に相談する手もあります。
こんな場合は業者に任せるべき!
- 2台以上の大型カーポート
- 基礎がコンクリに埋まっている
- 傾きや老朽化が激しい
- 通行人への安全配慮が必要な場所
無理なDIYは危険を伴うため、プロに相談するのが賢明です。
【まとめ】あなたに最適なカーポート撤去方法とは?
カーポートの撤去は「壊すだけ」の単純作業ではありません。安全性・費用・処分方法を含めて、慎重に検討する必要があります。
ホームセンターでも依頼は可能ですが、対応範囲に限りがあるため、まずは見積もり相談をしてから比較検討するのがおすすめです。



DIYで費用を抑えることもできますが、トラブルやケガを避けるために、状況に応じて専門業者への依頼も視野に入れましょう。